青森 東北

五所川原立佞武多_2008・2日目

投稿日:09/08/2008 更新日:

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ねぶた祭りというのは、青森県内各地で開催されている。
それは、青森ねぶた祭りのように「一度は行ってみたい」とされる象徴であったり、弘前ねぷた祭りのように厳かに時が流れる、コミュニティ色が強い祭りであったり、田んぼアートでお馴染みの田舎館村では、今までになかったアイデア系ねぷたが今年登場したり。
首都圏での知名度や大小はともかく、色々な場所で色々なカタチで開催されている。
そして、奥津軽と呼ばれるエリアにある五所川原市で、明治時代に街の象徴として組み上げられたのが、五所川原立佞武多。
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JR五能線や津軽鉄道の駅を出て左を向くと、どうやっても目に入るのがこの「基地」。ここにも2台の立佞武多が展示されていた。
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そこから、駅前ど真ん中の道を先に進むと、交通規制をしているおまわりさんの姿、歩道でから揚げやビール片手に、目の前に立佞武多が現われるのを待ち続ける見物客の姿。そんなお客さんに、地物のイカを提供するお店の姿。穏やかでどことなく緊張感に包まれた空気が流れていた。
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そんな祝祭のメインステージと呼べるのが、街の象徴でもある「立佞武多の館」。実は、青森ねぶたの際に東京からの客人をお連れしたのだが、館内に入った時の「おぉ!」という表情が忘れられないぐらいに印象的だった。
話は数日前にさかのぼって、館内に入った時のことへ。


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館内の展示室に入ってすぐに目の前に現われるのは、高さ22メートルの立佞武多。立佞武多は、毎年1台ずつ新作が作られ、最新3台が常設展示されており、この3台が街を練り歩く。
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これが、平成20年度の最新作「不撓不屈」。
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この館の動線は、最初に1Fで見上げるようにして眺めた後、エレベーターで4Fに上がって、同じ視線(とはいえ、まだ相手のほうが背が高い…)で見るというもの。
なので、その勇ましい表情を目の当たりにすることができる。
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下で見るよりも、台座等に施された丁寧な仕事に込められた製作者の思いが、ヒシヒシと伝わってくる。遠めで見ると「華麗」の対象は、近くで見ると「繊細」へと変わる。
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そんな立佞武多、練り歩きの際にこの館からどうやって出すのかというと…
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なんと、このガラスの扉が全面開放となる。「これ開くの、見たいなぁ」という雰囲気が伝わってきたのだが、3日に東京にお帰りならなければというスケジュールだったので、自分が代わりに…ということで再び時間を数日後に戻す。
鮮やかな青空が夕闇へと移りゆくグラデーションの中、扉は開放され、ズンズンと姿を現し始めた。
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一歩ずつ、その歩みを進めるごとに、見物客の輪が広がっていく。
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ざわめきがその場を埋めつくさんとしたばかりの時、力強い太鼓の音が鳴り響いた。
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五所川原の囃子「ヤッテマレ」の声と共に、子供たちが生み出す賑わいと笑顔が広がっていく。その背後には、
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駅前でお会いした中型の立佞武多の姿が。これでもかなりの迫力だ。
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そして、いよいよ主役の3台が次々と姿を現す。いざ、出陣!
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この立佞武多、明治時代から街の象徴として組み上げられていたものだったが、実はねぷたの設計図が見つかったのは平成5年のこと。それから数十年のときを経て復活し、今に至る。
五所川原の街に響き渡る「ヤッテマレ!」の声と、立佞武多を囲む熱気。街が燃えるという祭りの姿が、ここには確かに生きている。
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  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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