仙台・MEALS 昼の顔と夜の顔。
緑と都市機能が融合した仙台では、色々な顔をしたお店が呼吸している。
派手な化粧をしていない昼の顔、黒板に記された白い文字が目印のようになっていた一軒のカフェ。銀色のどこか無機質な色合いの厨房に、カラフルなアイテムが並ぶ姿は、まるで一つの色が磁石のように別の色を呼び込むかのよう。
アップルミントソーダを飲みながら、無数のアイテムが散らばったおもちゃ箱のような空間にいると、近未来とか無機質の中に見え隠れする有機質とか、真顔で口にすると顔が思いきり赤らんでしまうような言葉が頭の中に浮かんでは消え、そんな自分を「旅の恥は・・・」なんていうまとめで括った日には、昔の言葉のほうが今の言葉よりも、消費財ではなく耐久財的で上手い表現だよなぁと思ったり。
そんなお店が気になってしょうがなかったので、約10時間後に再び訪れてみた。
昼の顔と打って変わって、怪しげに光る化粧をした夜の顔。でも、素顔の魅力はそのまま残っている。
入口近くの席に座り、ルッコラのピザを食べながらお店の居心地を自分に問うと、浮かんだ答えは一つしかなかった。
次は、昼の顔に会うのだろうか、夜の顔に会うのだろうか。
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