新橋・四季煲坊 四川風冷やし中華(787円)
日差しが強く蒸し暑い。
それでも、梅雨どきの晴れ間は貴重な時間。
そんな日の昼ごはんには、
ジメジメした空気を吹っ飛ばしてくれるような刺激と、
身体をクールダウンさせてくれるものが食べたくなるもの。
そんなときに向かうべきは新橋の四季煲坊。
オアシズの大久保似のママさんの出迎えを受けて、
カウンター席の一番奥に座るのですが、
そこに向かう十数歩がくせ者。
お客さんが食べている料理が目に入ると、
炒め物が恋しくなったりするものです。
それでも注文したのは四川風冷やし中華。
揺れ動く気持ちを克服して、
ジョッキに入ったウーロン茶を飲みながら、
しばし待つことに。
ラー油が目を惹く鮮やかなルックス、
この夏山を崩すのはちょっと勿体ない気持ちにもなっちゃいますが、
酸味と甘みと辛さが一体になったスープが絡んだ麺は、
底に沈む氷で引き締められて、ハリと唇に触れるひんやりした感触は、
暑さに対して一分の隙も見せません。
短距離走のごとく無呼吸で啜り、
「ぷはぁ!!!」となるこの開放感こそ食べ応え。
大振りのキュウリと鶏肉を間に挟みつつ、
レタスと麺をタレに絡ませてリズムを刻みます。
最後はゆで卵で締めれば大満足。
さっき、炒め物定食を食べたいなぁと思った
自分の気持ちに応えるのは、
もう少し先にしたいと思います。