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横浜町・道の駅よこはま 菜の花プラザ 限りなく純粋な菜種油は、この町の誇りであって、世界が守るべき一品だと思う。

投稿日:29/08/2008 更新日:

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たっぷりのウニでご飯が見えなかったウニ丼と、海の恵みがたっぷりの歌舞伎丼を堪能し、仏ヶ浦の姿を拝んだ後、青森市に向かって走っていた車は、横浜町のある交差点を左に曲がり、ある道の駅に停車した。
道の駅よこはま、別名菜の花プラザ。
下北半島のむつ湾沿いにある、青森県横浜町の代名詞・菜の花を、冠に付した道の駅である。
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さっそく、館内に入りふらふらと歩き回ってみる。すると、菜の花が入ったシフォンケーキや、マフィンの姿。
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澤谷養蜂園の「菜の花生はちみつ」には、「超完熟」と「プレミアム」の文字。糖度85%の一瓶を迷うことなく購入。
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風が強い下北半島なので、生鮮食品は野菜が中心。こんな形のピーマンをサラダ用に購入。そして、何と言ってもこの館のエースはこの一品。
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横浜町の特産・菜の花から作られた、おそらく世界一ピュアな菜種油。原材料・食用菜種のみ、非焙煎、一番絞り、無農薬・無化学肥料のそれはまるで、あえてイバラの道を通っているかのような生産手法。
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そんな尊さを持って生み出された油は、深い色合いを放ちながら輝いている。
この油の美味しい食べ方を、道の駅の方に伺ったところ「やっぱり、熱を通さずにバゲットに浸したり、サラダに注いだりするのが一番。でも、天麩羅とかに使っても美味しいですよ。」
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ということで、サラダに注ぐ。
野菜の味に芳醇な香りとコクが加わり、食べていてこんなに油というものにパーソナリティが宿るものかと驚く。だから、お皿に油が残ったら、再び野菜を追加する。野菜を食べるというよりは油を食べるという具合に。
そんなイバラの道を通りながら、たくましく育ってきた菜種油。しかし、現実問題として大きな問題が立ちはだかった。実は、来年から農林水産省による「高品質なたね産地確立対策事業」による補助が打ち切られてしまうのだ。
元々、2006年からの3年間限定だったこの補助制度ではあるが、こういった制度がなくなってしまうことが及ぼす影響というのは、あえてイバラの道を選択している生産者であればあるほど大きく、この道を通る生産者がいなくなってしまうのではと思う。
そこで、何も対策を打たずに手をこまねいているわけではなく、「菜の花トラストin横浜町」という組織を作り、会員からの寄付金によって作付け、農業体験、搾油・販売といった活動を行っている。
トラストの2009年度の会員募集期間は、8月31日まで。正直、「なんでもっとこの記事を早く書かなかったのか…」という気持ちで一杯になっているが、一人でも多くの方に活動を知ってもらえれば幸い(一口3,500円で会員になると、一口当たり475グラムの菜種油がお手元に届きます。)。
黄色い畑の宝物は、それを誇りに思う人たちの手によって、その姿を黄金色の液体に変えた。そして、これを味わうことができる瞬間を、世界は待ち望んでいるはず。
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  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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