築地・中村家 カキフライ定食(800円)

東京

 旨いランチと郷土食フリークの皆様、ひるどきでございます!!!!!! 
さて、現在のひるどき、順位はいかほどに?
 
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 築地警察署のほど近くに、まるで昭和時代の伝道師のようなビルがある。
 この建物の主である中村家に対して持っていたイメージは、その外観ゆえに興味深さを持ちつつも、若干の不安をも感じさせる、まるで、ホームランと三振の二択しかない野球のようなものだった。
 それは第一印象から変わらず、このままお店には入ることはないかなぁ…と思っていたところ、店頭にカキフライの文字を見つけてしまったので、重い腰を上げて入店。
 すると、目の当たりにしたメニューの数に、悩んでしまう。
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 定食屋さんなので、このぐらいの数はあたりまえと言わんばかりに、「○○ライス」のライナップがよりどりみどり。合い盛ライス以外の、一通りのメニューをイメージしたところで、カキフライ定食と紙貼りメニューに書かれていた、カキのオイル焼とで迷ったのだが、後者は夜だけの単品メニューとのことなので、結局は予定通りのものを注文。
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 運ばれてきたお盆を見て驚いたのがご飯の量。マンガのような山盛りになっていないので、パッと見は普通の量に見えるものの、直径15センチほどの深みのある丼にたっぷり。
 そして、主役のカキフライの大きさも約10センチと、感心してしまうぐらいの大振りサイズ。
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 衣のパン粉が細かく、薄い衣が身としっかりと密着して揚がっているので、カキの苦味や旨みがダイレクトに来る。あまり上品でかしこまったカキフライをこのお店で出されても…と思っていたのだが、あまりに定食屋すぎる、いわば万能型のカキフライが出ても…とも思っていたので、これはうれしい誤算。
 たっぷりのご飯とカキフライを、どのように配分して食べようかと最初は思っていたものの、結局はフライ、フライ、ライス、フライ、ライスという感じに、食べたい順に突き進む。
 食べることに没頭するということを思い出させてくれるのは、やっぱり気取らず飾らずなお店なんだなぁと再確認したのと同時に、目の前に座った、戦うお父さん的な方が豪快に食べていたカツカレーも、なぜだか不思議な魅力を感じさせてくれた。
 ただ、自分には帰りがけにご主人から頂いた「カキフライカレーもできますよ」という一言が、一番の魅力になってしまったが。
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