銀座・三州屋 カキフライ定食(1,300円)

三州屋
いつものように暖簾をくぐって、
おばちゃんに声をかけて、空いている席を見つけて腰を落ち着ける。
座りがてらに注文するのは、もちろんカキフライ定食。
三州屋のカキフライを初めて食べたのは、10年ぐらい前のこと。
大きなフライがゴロゴロ転がるお皿に驚かされ、
一口頬張れば、ほとばしる牡蠣のエキスに圧倒されたものです。
今日もフライを箸で持ち上げて、
6センチの小指を横に近づけてみると、
10センチぐらいのサイズに感心しちゃいました。
おもむろに頬張れば、サクッという音とともに、
包まれていた大量のエキスが衣に吸収され、
他に例えようのない美味しさが口の中に広がります。
やっぱり、産卵を控えた3月の牡蠣は違います。
長さだけじゃなく、たっぷりと栄養素が詰まっているので、
旨味成分との掛け算で生まれる答えは桁違い。
いつだって、ここのカキフライを食べると笑顔になる。
それは周りのお客さんも同じで、
見回せば店内の席はやさしい空気で包まれています。
その源になっているのは三陸産の牡蠣。
自然だったり人だったり、
牡蠣に携わるあらゆる要素がぎっしり詰まった結晶です。
あの日から3年。
今日も最後の一口まで、いつも通りの美味しさが詰まってました。
そして、今日の美味しさにはいつも以上に感謝したいと思います。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

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