とある事情があり、12:30にデスクにいなければならなくなったので、テイクアウトものを探しに銀座三越へ向かい、到着したのが12時前。ここでふと思ったのが、12時に発売されるJohanのコーンパンのこと。
「この機会を逃すと、しばらくは買う機会がない!!!」
と思い、エスカレーターを降りて店の前に到着すると、既に長蛇の列。そこに加わり、ちょっと待っていると12時を迎えて、奥からコーンパンがたっぷりと運ばれてきた。
しかし、お一人様限定数がなんと10個。なので、並んでいるうちは気が気じゃない。幸い、ようやく自分の番になったときには、まだ余裕があったのだが、レジ待ちしているうちに完売。わずか3分の出来事であった。
そんなコーンパンは地下鉄で持ち運んでいると、袋から芳ばしい香りが広がり、デスクに戻って袋から取り出すと、生地の香りからコーンの甘く、そして獲れたばかりのような若い香りに変わる。
手でちぎってみると、焼きたてだけあってクラストに切り目をつけることが、弾力によって抵抗される。
口に入れて感じるのが、コーンの甘みをフルに活かした味わい。コーンの粒を噛むことであふれるエキスが甘く、クラムのフワっという軽さを持っていながらの弾力が、クラストの伸び具合と対照的。クラム、クラスト、コーンという3つの組み合わせが、しっかりとバランスを取っている。
で、コーンパン以外にもドーナツを購入。
パン屋さんのドーナツということで、これはベーカリードーナツ。ガブっと食べると、グレイズの強い甘さが広がった後に、生地のコクと甘さがしっかりと広がるという理想的な流れ。生地の強さととグレイズの甘さのバランスが悪いと、最初に感じるグレイズの印象しか残らないのだが、これはしっかりとトータルの味が印象に残る。
また、噛み心地もクリスピークリームのように、フワっとした軽さだけで食感が消えてしまうものではなく(まぁ、個人的にはそれが好きなのだが)、表面が歯にあたって、じゅ~っと噛むと最後に生地が固まって弾力となる。正直、これはかなり理想的なベーカリードーナツである。
一方、コーヒードーナツは、グレイズに配合されたコーヒーの香りから始まり、ちょっとホロ苦さが加わった甘さと、生地の味との組み合わせによる印象は、前者と比べると重厚になっている。
そして、もう一つ買ったのがこんなパン。
顔はクッキー。その下のパン土台には表面に薄いスポンジ生地が被さっているが、中はデニッシュ生地となっており、その周りにココナッツがたっぷりとまぶされている。
このココナッツが効いている分、少しあっさりと感じる部分もあるが、全般的に子供の日に向けた品ということで、甘さに次ぐ甘さとなっている。しかも、中にはアーモンドとチョコが入っているので、大人としてこれを食べつくすのは、難しいかもしれない。
コーンパンの経験値を得られたことも嬉しいのだが、それ以上に、ここのベーカリードーナツを食べることができたことが、嬉しかったりするのが本音である。
————-
今日もご覧いただきありがとうございます。あと一押し、お願いします。人気blogランキングへ