飯田橋・き作亭 キサクカリーとキサクキーマカリーの2種盛り、そしてラッシー
家庭で作るカレーが恋しくなる時があれば、
お店で食べるカレーが恋しくなる時もあります。
そんな気分で飯田橋にいる時は、
ボナというお店に行く機会が多いのですが、
この日はお店を変えてみることに。
向かったのは、飯田橋の駅を出て善国寺に向かう坂道。
ここから紀の善を右に曲がって路地に入り、
奥に進むと姿を現すのが、き作亭というカレー屋さん。
元々、別々だった2つのお店がつながっているので、
カウンターも二つに分かれています。
この日は、やや奥まった席に座って、
目の前にあるアルコールのボトルを眺めつつ、
キサクカリーとキーマカリーの二種盛りを待つことにしました。
さらっとしたソースをライスにかけて口にすれば、
辛いけど優しい味。それが第一印象です。
フランス人の女性店主さんが、
自ら仕入れて配合するスパイスは、
香りの中に鋭さとまろやかさが組み合わさって、
まるでマンダラ模様のようです。
スパイスもブレンドコーヒーと同じで、
いかに特長となる部分を立たせるかが、
ポイントになると思うのですが、
このお店の味は店主さんの人柄自体が、
スパイスになっているので、
誠実に作るその味を、
素直に楽しませてもらうという感じです。
食後のラッシーも、しっかりスパイス入り。
しっかりと作り込まれています。
これでこの価格は本当にありがたいものです。
しかも、キサクカリー単品なら500円ですし。
昼の混雑はなかなかみたいですが、
夜のお疲れさまカレーとして食べるのに、
うってつけのお店です。