ある日の十和田湖

16/09/2008青森,東北,ひるたび・さんぽ

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夕方の十和田湖。
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広い空を反射するかのように、穏やかな湖面。
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魚の鱗のような形をした小さな雲は、まるでスイミーの絵本のように一つの固まりとなり、誰にでもあった過去の時間を照らした太陽は、雲に隠れながら今日の役割を終えようとしている。
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時が経つごとに、湖面に映るスポットライトはその長さを変えていき、あんなにもはっきりとした色だった空は、薄明るい空へと姿を変えていく。
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展望台から見下ろす木々の周りを、無数のトンボが飛び交う。
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もうすぐ日は暮れる。
でも、今目の前にある夕日は世界のどこかで朝日となって、全ての人に訪れる新しい時間を照らし続ける。
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著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu