吉祥寺・ひまり屋 探すべき、通うべき、愛すべき隠れ家。

29/06/2011東京,多摩地域,和食,よるどき

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そういえば、10日前に行った浪岡の地で生まれたのが、
吉祥寺にある日本酒やのご主人。
そのご主人から「吉祥寺にある青森なお店」ということで、
紹介されたお店が、ひまり屋という居酒屋さん。
このお店、駅からやや離れたところにあり、
しかも道中に大きな目印もないので、
初めて行くにはちょっと難しいのだが、
小さな灯りと壁に飾られた鯵ヶ沢の日本酒、
「安東水軍」の看板を見つけると、色々な意味で嬉しくなる。
入口は小さな木の扉、なので身体をかがめて店内へ。
掘りごたつ式のカウンターに座ったら、
メニューを見ながら最初の一杯。
そして、お通しのブリ大根。
この姿がお店の美味しさを物語っている。
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このお店のメニューは、
額に入れたくなるぐらい、見ていて楽しくなる。
単純に字が奇麗で勢いがある。というのもあるが、
旨そうに思わせる字って、こういうことなんだろうなぁと思う。
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で、お造りから。
ブリ、ホタルイカ、のれそれ、ツブ貝、関あじ、鰹、鯖、ウニ、平貝。
どれを食べても「おぉ!」と唸ってしまうか、
美味しさにダンマリを決め込んでしまう。
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次に、このお店名物の自家製薫製。
チーズだけではなく、砂肝やはんぺん、玉子にうなぎまで。
香りが宿った美味しさを、ありがたく五感で味わう。


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基本、自分はあまりお酒が飲めないので、
この、きのこと唐揚げのマリネとか、
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カキフライとか、料理が美味しいことが、
居心地の佳さに直結する。
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でも、青森の地酒を筆頭に、
豊富な日本酒のメニューの中から、
「隠し酒」なんていうものを見つけてしまったので、つい注文。
チェイサーのお水が、
レアものなワンカップに入って出てくるのも趣あり。
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締めは肉味噌チャーハン。
この旨味、このボリューム、この味が
胃袋に最高の締めくくりをしてくれる。
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このお店に行ったのは、3月下旬。
入口には、東日本大震災への寄付を募る大きな酒瓶。
3ヶ月経過した今、この瓶はどうなっているのだろうか。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu