小田急相模原・ボナペティ クロワッサン他(396円)

01/12/2006神奈川,関東,パン,ひるグッド!

06-12-01-1.JPG
 地元の駅である小田急相模原で、一番人気とされているパン屋さんがここ。実は初めて訪問したのだが、店内に入るとラウンド型の食パンや、中に小豆ともちが入った相模あんぱん、その場で選んだ好きなジャムをコッペパンに塗ってくれる、なんていうのもあった。
 印象としてはハード系が少なく、惣菜系やデニッシュに果物が入ったスイーツ系等、小田急相模原らしさ(あまりに垢抜けたものを置かないということ)を重視した品揃えの中に、少しの洗練さと豊富なアイデアを盛り込んだお店。そして、一番の驚きは従業員数。この駅で10人以上を置くパン屋さんがあるとは思わなかった。
 さて、そんな中で購入したのは、クロワッサン、きのこフレンチ、そして、このお店名物のカレーパン。
・クロワッサン
06-12-01-3.JPG
 写真のとおり、色は黒に近い茶色で、見た目からは苦味が中心になっているのでは?と、感じてしまうのだが、実際に食べてみると、バターのコクと中の空洞による軽さが、いい具合に一体になった味を、パリパリとした皮によるホロ苦さでまとめている。表面と中身にコントラストが作り出されていることに好感。
・きのこフレンチ
06-12-01-2.JPG
 チーズクリームを和えたきのこを、厚切りの食パンに挟み込み、それをフレンチトースト仕立てにしている。表面に染みこんでいるのはチーズ。ただ、その具合はうっすらという具合。
 それに対して、きのこは濃厚な味わい。クニュクニュとしたきのこの食感とチーズの塩分が、ほどよくまとまっており、厚切りの食パンでこそのバランス。
・カレーパン
06-12-01-4.JPG
 しっかりずっしりとしたビーフカレーフィリングに、トマトが入っている。トマトの存在感がもう少し強くてもいいのではとも思ったのだが、フィリングがヘナヘナになった、物足りないカレーパンに比べると、入口から出口までがしっかりと作られた味。
 そして、辛さがいたずらに強くなっておらず、ビーフのボリュームを食べやすく、そして旨くするための量になっている。
 種類が豊富なパン屋さんなので、もっと自分のツボにはまる味があるのでは?と思いながらも、人気がある理由がなんとなく理解できる全体のポテンシャルであった。
 ただ、実はこのお店で一番うれしかったのは…
06-12-01-5.JPG
 レジの横に、この袋が置かれていたことかもしれない。
————– 
 今日もご覧いただきまして、ありがとうございます。人気blogランキング(レストラン・飲食店部門)も、ぜひご覧ください。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
Local-Fooddesign

Posted by takapu