築地・うまいもん屋 気変定(850円)

10/04/2007東京,築地,和食,ひるベター!!

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 がっつりとした焼魚定食が食べたくなり、今年初めてうまいもん屋に行ったのだが、気変定の内容を聞いたところ、
 「メンチカツにカレーをかけたものだよ」
 という、自分が知っているうまいもん屋とは、結びつかないメニューだったので、焼魚そっちのけで注文。で、定番の大きな器に入った豚汁、どんぶり飯、まぐろの赤身他3種の副菜が運ばれてきた後、その皿が運ばれてきた。
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 至極当然の図ではあるのだが、これを見て、なぜか「なるほど!」と思った。
 たっぷりの豚肉やタマネギ、キノコが入ったカレーは、マイルドな口当たりから徐々にスパイシーな面を現し、メンチカツとの相性もさることながら、キャベツとの相性がすこぶるいい。このカレーキャベツをおかずにどんぶり飯がわさわさと胃の中に消えてゆく。
 そして、このソースがたっぷりとかかった、サクサクに揚がったメンチカツを頬張ると、細かく挽かれた肉と、微妙にそれより大きく挽かれた肉がブレンドとなっており、それらが生む食感と味が濃くなるタイミングの微妙な違いによって、ジューシーかつ印象的な味を楽しむことができる。
 また、ソースの濃さとメンチカツの力強さが、ゆったりと動くソースのスパイシーな面によって、うまく切り替わって展開してゆく。
 マグロの赤身もひじきもおひたしも、そしてたっぷりの豚汁も相変わらずの旨さ。今日も、店名通りの味に会えたことに感謝。
 ※ちなみに、お店の店頭には「観光客、はじめてのお客さんはご遠慮ください」と掲示されておりました。
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著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu