赤坂・バーガーキング キングスドッグ・ドリンクセットとフレンチフライ(590円+280円)

15/03/2014東京,赤坂

バーガーキング
初めてカナダに旅をしたのは、今から15年ぐらい前のこと。
五感に触れるもの全てが、初めての経験だったのですが、
中でもトロントで食べたベンダーのホットドッグの味は、
あまりにも印象的でした。
香ばしくグリルされたカリっとした表面のビーフソーセージの食感、
大きなホットドッグを一口食べれば、
ナイアガラの滝のごとく溢れる旨味たっぷりエキス。
そして、フリートッピングの豊富なバリエーション。
ビーフソーセージという時点で、
日本ではそれが高いハードルになってしまうのですが、
だからこそ、日常生活の中にこれがある環境が羨ましく思います。
それからというものの、
都内で旨いホットドッグを密かに探しているものの、
ホットドッグに力を入れているお店自体が少ないゆえ、
見つからないものです。
そんな自分に、バーガーキングがえらくでかいソーセージを挟んだ、
ホットドッグを発売するという話は心を揺さぶり、発売初日にお店に向かいました。
包装紙を剥くと、およそ日本のホットドッグでは見かけないパワフルなソーセージ、
約20センチの長さに直径約4センチ。
手にずっしり響く重量感は、カナダで食べたあの感覚に似ています。
大きく口を広げて頬張ると、エキスが走り出し、
脳裏に浮かぶのはCNタワーで食べたあの光景。
グリルしてないとか、ビーフソーセージじゃないとか。
違いを言えばきりがないのですが、
そもそも、こういった大きなホットドッグが頬張れる時点で
幸せだったりします。
いつか日本でもビーフソーセージのホットドッグが、
食べられる日が来るのかも。
と、最後の一口を食べ終えた時に、
少しだけ光が差し込んだ感じがしました。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu