黒石市・やきそばサミットin黒石_2008

15/09/2008青森,東北,ひるたび・さんぽ

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快晴に恵まれた9月14日。朝から黒石市役所の駐車場は満杯に膨れ上がり、こみせ通りには消防団の方々が、ずらっと並んでいた。
その理由は二つ。一つは、日本の道百選に選ばれている、こみせ通りで開催される「こみせまつり」。通りの中にある酒造店や広場など、各ポイントで開催された色々なイベントを、一本の線で結んで魅せるスタイルの祭り。
そしてもう一つが、こみせ通りから一本入った横町商店街で開催された「やきそばサミットin黒石」。
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今年11月、福岡は久留米市で開催されるのが、B級ご当地グルメの祭典・B-1グランプリ。
これまでも、青森からは「八戸せんべい汁」、「青森生姜味噌おでん」が参戦していたが、そこは郷土料理からB級まで、食文化に厚みのある国・青森。今年から参戦するのが「黒石やきそば」。
そして、この黒石やきそばで地域活性化を図るべく、去年からこみせまつりと同時に開催されているのが、「やきそばサミットin黒石」。
サミットと称されているだけに、「やきそばのまち黒石会」に所属する、黒石市内のやきそば店はもちろんのこと、B-1グランプリにも参加する青森の2種類のB級グルメ、そしてお隣は秋田県横手市を代表するB級グルメ・「横手やきそば」が出展。
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午前10時、販売開始。ゲストである横手やきそばのテント前には、ずらっと長蛇の列ができていた。
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鉄板の上で麺がほぐされ、そこにソースが入ると行列をあおるように芳ばしい香りが立ち上る。
アツアツの焼きそば+目玉焼き+紅生姜という三種の神器が揃った焼きそばを手にし、更に各店の焼きそばを買い揃える。
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少し甘めの横手やきそばに対して、元祖の藻川屋を初めとして黒石はソース色が強めの焼きそば。
というイメージがあったのだが、実際に色々なお店の焼きそばを食べると印象は変わる。ソースが比較的薄めで関東人的には食べやすい味だったり、こってりとしたソースがしっかりと幅広麺に絡んだ味もある。
更に、辛子味噌おでんと一緒に食べる「おでん焼きそば」や、
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「塩やきそば」、あるいは未食に終わったが、「イカ墨焼きそば」の文字も見られたように、黒石やきそばの特長である「幅広麺」をフィーチャーした、新しいスタイルの黒石やきそばも登場していた。
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(青森)三食同盟の盟友である八戸せんべい汁や、青森おでんも合わせて食べることに。
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どのやきそばもハーフサイズだったものの、汁やおでんと組み合わせて食べるとかなり満腹になる。ということで、つゆ焼きそばは断念。
気がつくと、横手やきそばの行列は更に長くなり、「おひとり様2つまで」の指定になっていた。黒石やきそばの出店にも長蛇の列。
美味しいものが生み出すエネルギーが、街の温度を高くするのに比例して、雲ひとつない空に浮かぶ太陽は、肌の色をやきそば色に変えんばかりの強い陽射しを注いでいた。
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著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu