青森駅の横にA-Factoryができて早5年半。完成した当初は、青森に帰省するたびに訪れていたのですが、気がつけば最近ちょっとご無沙汰気味。
久しぶりに来てみたら商品ラインナップも什器の配置も模様替え。そして飲食テナントの顔が変わっていました。
建物に入ると真っ先に目に飛び込んでくる真っ赤なネオンサイン。4月にオープンしたというこのお店、港町・青森を象徴するかのような錨のマークがシンボルになっています。
こちらのメインはハンバーガー。いわゆるグルメバーガーを提供するお店ということで、メニューの中には3,000円の熟成肉バーガーなんてものも。
色々と目移りするラインナップですが、APPLEの文字を見て選ぶべきものが決まりました。フライドポテトとSサイズのドリンクがセットになったランチタイムセットで注文したら、手元の受け取りブザーが鳴るのを待ちます。
バンズに挟まれたビーフパティ、レタス、トマト、玉ねぎ、そしてローストされたリンゴ。分厚いルックスは期待以上のもの。
食べ方は二通り。ナイフとフォークで少しずつ切り出すもよし、あるいはバーガー袋に入れて本能のままかぶりつくもよし。もちろん自分は後者でいきました。
柔らかめのバンズ越しを掴んで頬張れば、粗挽きの牛肉から溢れだす豊富な肉汁。大きめに挽かれているので噛みごたえはまるでステーキのよう。
オートマチックに溢れだす肉汁を楽しむのではなく、自らの歯で肉に錨を打ち込むほどにエキスがじゅんわりと溢れ出す。この「肉、食べてます!」感がたまりません。
ともすれば重た目になりがちな味に、甘さと酸味を加えているのがリンゴのスライス。メリハリが効いた味に引きこまれていきます。
ということで、あっという間に完食。食べている途中に、中国人観光客に「それは何?」と声をかけられても、言葉に気後れすることなく“Apple Burger!”と言えるのが、美味しさの証です。