青森駅・埼玉屋食堂 いくら丼(並・700円)

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青森滞在の最終日。
この日の打ち合わせは午前11時からだったので、朝食として2軒ばかし…思ったのだが、ホテルのチェックアウトが午前10時に対して、起きたのが8:30。さすがに、一気に2軒回ることは難しく、朝食1軒目→ホテルで身支度とチェックアウト→朝食2軒目とすることに。
で、朝食1軒目は青森駅前にある、歴史が詰まった暖簾が目を引くこの食堂。
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全部で8席という小さなお店なので、地元の方が自宅の台所でご飯を食べるように、焼魚や郷土感溢れる惣菜で、ごはんをウハウハと食べている。で、自分は名物のいくら丼を普通盛りで注文。
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普通盛りとはいえ、表面を覆うのはしっかりと漬け込まれたたっぷりのいくら。いくら一粒に対してご飯の量が…といった心配をすることなく、とにかく口の中に。
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噛んで皮からあふれ出すのは、サラっとした液体ではなく、とろみにも近い滑らかな液体。これが、ごはんにしっかりと絡んで旨いこと旨いこと。サラっとしたタイプだと、イクラの塩分でご飯を食べるという感じになるのだが、これはエキスの旨みでしっかりとご飯を食べさせてくれる。
味噌汁もおばぁちゃんの優しさがじんわりと染みているような味で、いくら丼との相性は申し分なし。これが700円というのは、はっきり言って首都圏では考えられない。というか、自分の家の近くにあったら通いたい。
昭和23年から営業が続くこのお店、ここまでくると青森の財産である。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

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