【マレビトコーヒー/飯田橋】小さなビルの一角は都会のオアシス、飲み心地のいいアイスコーヒー

【ライタープロフィール】
takapu

2004年から日本全国のおいしいものを撮り綴ってきた「ひるどき日本ランチ日記」を再構築。
街の食堂からパン屋さんまで、日本全国の「これを食べたいから、ここに住みたい!」と強く惹かれたお店を、元国家公務員のフォトライターがご紹介します。
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マレビトコーヒー-01

ある通りを車で走っていた時、信号待ちの手前でちょっと気になるお店が目に留まる。誰しもそういうことってあると思いますが、飯田橋の駅と印刷博物館のちょうど真ん中ぐらいで、このお店を見つけたときが、まさにそれ。

お店の入口には「マレビトコーヒー」の小さな立て看板。ポロシャツのワンポイントにしたいような、赤いロゴが貼られたガラス戸の先には、小さなウッドテーブルと壁に飾られた何枚かの絵画。

昔ながらの事務精器屋さんっぽい外装から、有機的でシンプルな内装に踏み入れる十歩ぐらいの間で、お店の雰囲気に引き込まれます。

マレビトコーヒー-02

マイルド、ストロング、ディープ。ホットコーヒー三段活用が気になるメニューは至ってシンプル。

注文したのは、アイスコーヒーと今日のスイーツとして用意されていたデーツ。キャッシュオンデリバリー的に、ドリンクと引換えにお会計を済ませます。

マレビトコーヒー-03

アイスコーヒーを一口飲むと、ストローから抜け出してくるクッキリした苦味と香り。深煎りの何がいいかと言えば、この逞しさ。そんな感覚を楽しませてくれます。

一方のデーツ(ナツメヤシ)は美容効果が高く女性向けのドライフルーツとされてますが、男性だって食べたくなるもの。一口食べれば、小さな実に凝縮された濃厚な甘さが舌を駆け抜けます。

果糖とブドウ糖がたっぷりと含まれていることもあって、まるで干し柿を食べたように甘さの密度が高く、糖分がシャリシャリと歯に当たるような食感。苦味がくっきりと浮き上がったコーヒーとの相性はクセになります。

高速道路や大きな一般道沿いなのに、最後の一滴まで静かに飲み干せる環境。まるでコンクリートの中に生まれたオアシスのような感じ。なんとも居心地がいいものです。

こういうお店を見つけて、味を確かめて、また来たいと思える瞬間に遭遇するまでのサイクルって、本当に幸せなものです。

※残念ながら、現在は閉店しています。

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