【市場のうどん「やまに」/香川県高松市】 かけうどん(小)、いか天、舞茸天

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朝の新幹線で日帰り出張のために高松へ。打ち合わせまで時間があったので、駅から約1.5キロのところにある、高松市の中央卸売市場で昼食を連食することに。

まず向かったのは、市場にあるうどん屋さん「やまに」。

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で、ここの市場は高松駅方面から来ると、瀬戸内町という信号のところで、正面玄関を見ることができるのだが、実は、もう一つ先のガソリンスタンドとスーパーがある交差点を、市場の塀沿いに右折しないと、このお店にはたどり着けない。
店内に入ると、既に取引の時間からはかなり経過していたので、お客さんは自分だけという状況。ということで、ゆっくりと注文するものを選ぶことに。
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うどんの種類が多彩な品揃えなので、店頭ののぼりにあったカレーにするか、はたまた…という具合に迷ったものの、結局は一番ベーシックなかけうどんを小で注文。そして、天麩羅選びとなる。
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実は、この店名物の「たこいかうどん」があれば、一発で注文していたのだが、一日限定20食ということと、朝6時から開いているだけあって、至極当然に売り切れ。ただ、プラスティックケースの中に、幸いなことにイカ天が残っていたので、これと舞茸天を注文。
「どこから来たの?」、「このお店を何で知ったの?」といったやりとりをしているうちに、うどんができあがり、おばちゃんによって食べやすい大きさにカットされた天麩羅が目の前に出された。
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まず、うどんのつゆをゴクリと。ふわっとダシが口中に広がる。気持ち強めの味という印象があるのだが、小ネギの爽快感がこれを和らげてくれる。
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一方のうどんは、なめらかな舌触りではなく、粉らしさが前に出た作り。いわば、無骨な作りといった具合か。ただ、まんま粉の塊的なものではなく、ずるずると力強くすするにいい具合。なので、つゆの強さとのバランスがいい。
そして、天麩羅2種。
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まず…いか天が旨い!
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市場という立地条件もあって、モノは申し分なし。弾力に満ちており、ステーキのレアのように生に近い部分も残っているので、甘さが強烈。また、衣に面したところは、熱によって旨みが引き出されており、かなり理想的な味に。衣の厚さがあーだこーだなんて話、ここでは無用だ。
一方の舞茸天。
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まず、コリっとした食感の度に香りが広がる。この食感の軽さは衣のヘビーな性質に対して、いいコントラストになっている。そして、つゆに浸して食べると、妙な達成感が得られる味。
「衣も主役です!」
といった具合か。
他の讃岐うどんとの差別化のアイテムとして、立地を活かしていかを使ったというところに、好感を持ったのと同時に、次はカレーうどんにいか天を乗せるのもありだなと思いつつ、驚きの価格・400円を払ってごちそうさま。

※残念ながら閉店となりました。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

企業とお店の外付け商品開発・広報部として、国・地方自治体時代の経験とマーケティングの組み合わせで、作る×伝えるでお客さんとの繋がりを丁寧にサポート。

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