屋台と言えば福岡が頭に浮かぶが、高知もはりまや橋近くの中央公園から高知駅方面に向かう一部のエリアに、屋台街がある。大きさが他の地域よりも二周り近く大きい特徴を持つ屋台が連なる中で、地元の人に愛され続けているのが安兵衛。
席数が40席もある巨大な屋台には、深夜にもかかわらず行列ができており、自分達も5分ほどしてから席に座ることができた。
で、同行の方に注文してもらったのは、名物の餃子とラーメン。
皮パリ中じゅわの餃子は、その大きさこそ小ぶりなのだが食べ応えは十二分。いかにも屋台っぽい見た目のラーメンもあっさりとやさしい味わい。麺のハリやコシもしっかりしており、飲みやすいスープはお酒の後でもすっと入っていくであろう作り。深夜1時近くに、このレベルの味に会えるとは思えなかった。
ここでおでんを追加注文。つゆの染みこみ具合が理想的な大根は、再びビールが進むこと間違いなしの味。運転代行業者が多い高知は、夜更かししてこそ楽しめる街に違いない。