【Dozen Roses/京橋】手作り欧風カレーと特製ハヤシライスのあいがけ、クレーム・ブリュレ

080311-01.jpg

午前中に色々とやっているうちに遅メシとなってしまい、せっかくなので、この時間ならではのメニューを。と思い、向かった先は京橋消防署の目の前に構えるこのお店。

店内に自分一人しかいない贅沢な空間で注文したのは、13時以降にしか注文できない、ランチの名物メニューをあいがけにしたこの一品。最初に運ばれてきたサラダを食べていると、レタスやキュウリに隠れていたのは、幾何学模様のロマネスク種のカリフラワー。

普通のサラダかに隠された技に驚きながら、シャキシャキとした噛み心地を楽しんでいると、主役が目の前に。

080311-05.jpg

どちらから食べるか迷ったものの、ジューシーなヒレ肉が手招きしていたので、ハヤシライスから一口。

080311-02.jpg

しっとりと、でもキツさのない甘さから始まるソースのまろやかなコクと、ジューシーなヒレ肉から溢れる旨み。隙のない味を生み出すこの組み合わせは、期待を裏切ることなく口元を緩みっぱなしにしてくれる。

080311-03.jpg

お次は、伊万里牛のバラ肉を使ったカレーを一口。

漆黒に近い深い色のソースはハヤシソースとは違って、多少のほろ苦さを持ちあわせた、独特の甘さを最初に印象付ける。これを舌でゆっくりと堪能していると、徐々にあふれ出してくるのは、アクセント以上に存在感のある辛さ。油断大敵。緩みっぱなしだった口元を、引き締めてくれる。

あとは、交互交互にこの味を楽しむ。時にトマトとはちみつのペーストを合わせ、時にらっきょうが苦手な自分が唯一食べることができるらっきょうを口にする。

最後の一口は二つのソースをスプーンの上で一つに。反発か融合か。答えは後者。地に足が付いたもの同士の組み合わせになると、両者を生み出すまでに費やされた時間が一つになる。

080311-04.jpg

食後のデザートはクレームブリュレ。小さいカップの中に、ぎゅっと詰まった甘さとカラメルのほろ苦さ。

080311-06.jpg

結局、最後は再び口元が緩んでしまった。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

商品企画開発から執筆・撮影、ウェブサイト・パンフレット等のPRツール制作など。作ると伝え届けるの領域で、企業やお店の売上作りをサポートします。

行政時代から地域で培った経験と実績を元に、課題の抽出整理から施策の実行まで、皆さんの目標を達成するパートナーとして伴走します。

ポートフォリオやサービス内容は、名前に貼ったリンクからウェブサイトをご覧ください。ご相談やお問い合わせもお気軽に!

坂本貴秀をフォローする
東京京橋洋食