前日のお昼、別のお店であいがけカレーを食べたこともあって、あいがけモードが止まらなくなった自分。共感してくれそうだったこちらの方と一緒に京橋屋カレーへ赴き、注文したのは辛口地鶏カレーとキーマのツインカレー。
キャベツとヨーグルトを目の当たりにしながら、早く…早く…早く…となったところで、厨房からふわっと広がるスパイスの香りが、自分たちのテーブルに近づいてきた。
またもや、どっちから手をつけようかと悩む。すると、今度はチキンが手招きしていたので、辛口地鶏カレーから一口。
香り高いスパイスオイルによる滑らかな食感と、じっくりと炒められた鶏肉。そのルックスとは正反対に、すっと食べることができ、辛さが織り成す疾走感に導かれて旨い旨いと食べていると、あっという間に身体が温まるのが実感できる。
一方のキーマカレー。パサつきなくしっとりとした口当たり、そして、いいタイミングで差し込んでくる辛さ。野菜の甘さやトマトジュースで深みが際立ったひき肉の旨さが、ぎゅっと詰まったこの味は、スパイスと肉、そして野菜のそうあってほしい関係を教えてくれる。これなら、あと2皿は食べられると思った。
で、ツインなのでミックスをと思ったものの、食べているうちにいつの間にかライスがなくなり、そしてソースも姿を消してしまった。でも、次もおそらく同じ結果になりそうだ。
果たして、阻止されてしまった我流ミックスを食べることができるのだろうか…