この界隈に住んで半年ぐらいが経過しますが、前から気になっていたのが西台の駅付近にあった小僧寿し。
かつての自分は、ざるそばとにぎり寿司がセットになった「ざるパック」や、受験生を応援する太巻きとうどんがセットになった「合格寿し」など、企画系商品を中心にヘビーユーザー。
「いつかは『パーティー』を一人で食べてみたい!」そんなことも思ったりしたものです。
そんな愛しい持ち帰り寿司のパイオニアですが、近年は不振の報もちらほらと。
それもあってか、西台の小僧寿しも改装に入っていたのですが、今週水曜日に隣にピザ屋さんが並んでリニューアルオープン。
どうやら、二つの店舗で厨房を共有化した”SHARE KITCHEN”という業態になるこのお店。
外観からはフードコート的な使い方ができそうな雰囲気もあり、しかも入口は一つで厨房は共有化。
「どちらのお店の席に入っても、お寿司とピザを食べることができるのでは?」と、勇んでお店に入ってみました。
ピザ屋さん側のテーブル席でメニューを見れば、置かれていたのはピザのメニューだけ。
お店の方に尋ねてみれば、レジが一つしかないなどのハードルがあってそれはできないとのこと。
キャッシュオンシステムを採用すれば可能なのでは…?と思いつつ、少し落ち込んだ気持ちを忘れんとメニューを見ます。
ランチメニューは500円均一の8種のピザに、AからCのセットを組み合わせるスタイル。
ちなみに、反対のページには700円の日替わりピザやパスタが一品ずつラインナップされてました。
トマトな気分かそうじゃないかによってチョイスが変わるところですが、二人で行ったので1つずつシェアすることに。
セットメニューのジンジャーエールとサラダを食べながら待つと、運ばれてきたのはツナとアンチョビの「トンナータ」。
直径25センチのピザを一切れ持ち上げれば、手には生地のフワフワ感が残り、頬張ればモチモチの食感が奥歯を喜ばせます。
もう一枚は、リモーネというハーブチキンとレモンのピザ。ルッコラの瑞々しさもあって、こちらはさっぱり志向です。
高島通りを挟んだ向かいにはサイゼリアがある立地なのですが、
ハッピーアワーが15:00スタートで、カールスバーグやグラススパークリングが300円で呑めることは、大きなポイント。
大きなピザを1枚注文して、ビールやワインと共につまむ楽しみ方は、この界隈では珍しいスタイルです。
ただ、「やっぱり小僧寿しだったんだよなぁ…」と、地魚にぎりとかランチにぎりとか、近代的になったメニューを見て思ったのはここだけの話です。