青森県弘前市・お麩の松尾 「ジャンボー」と「ラーメン麩」
ある日、青森でお世話になっている方から
突然届いた大きなダンボール。
そこにぎっしり詰まっていたのは、
津軽の老舗が作るお麩商品でした。
もちろん、これだけ大量の麩が家に来た経験なんてなく、
色々な麩を使った料理が頭を巡る中、
「早く食え!」と心が叫びだしたので、さっそくいただきました。
まずは、津軽麩菓子のド定番「ジャンボー」。
分厚く塗られた黒糖の甘さが、
軽い食感のリズムに乗って口の中をコーティング。
これとコーヒーがあれば、朝食は十分なボリュームです。
実は、元々あまり麩菓子が得意ではないのです。
が、ここまで丁寧に作られたものを食べれば、
一滴も呑めなかった自分が、
青森の日本酒で少し呑めるようになったのと同じように、
逆にお気に入りになってしまいます。
そして、棒麩を圧縮したラーメン麩。
元々、津軽にはラーメンに麩を入れる文化があり、
出汁を吸ったプルプルは、一つのメインディッシュ。
チャーシュー麺ならぬ、麩麺があっても!な勢いです。
二つ三つ袋から取り出したら、そのままスープに浸すだけ。
じわりじわりと長方形から円形になる優れもの。
「青森から東京に帰るときのお土産に、かさばらないので使い勝手がいい!」
そんな感じです。
ちなみに、これはマルちゃん正麺に入れたものですが、
マルちゃんの「塩ラーメン」に入れれば、
裏津軽グルメができあがります(笑)。
あまり知られてませんが、お麩は高たんぱくで低カロリー、
そして色々な栄養素が入った食材。
体調を整えるために棒麩だからこその料理や、
ラーメン麩をアレンジした料理を作って、
不規則な生活から麩規則な生活にシフトしたいものです。