築地市場に2007/2008シーズンの真牡蠣が入荷するのは、今日が最終日。
ということで、築地の牡蠣料理を食べようと思ったものの、のっぴきならぬ理由で足を運べなかったため、久しぶりに新橋の和楽へ。すると、店内に掲示されていたのが「隠岐の岩牡蠣」のポスター。
お客さんが少なかったこともあって、「これ、お昼に食べることはできますか?」と訪ねたところ、「高いですよ?」という一言。「もちろん、構いません!」
ということで、カキフライ定食とセットで注文し、夢の共演を企てることに。
困ってしまうほどに大きな牡蠣は、身の丈約12センチの特大サイズ。真牡蠣でもこれに近いサイズが無いわけではないのだが、箸で持ち上げてみると…
とにかくずっしり。レモンを絞らずに食べてみると、新鮮な牡蠣だけが持つシャクシャクとした独特な噛み心地。そしてやさしい甘さ。ミルキーな味に加えて磯の香りが心地いい。マガキの生は一口サイズだが、ボリュームも味の濃さも兼ね備えたこちらは三口が必須。
そんな余韻に浸る中、流れよくカキフライ定食が運ばれてきた。
相変わらず、ボリューム満点。このお店のカキフライは、生食用を使っているので、ご飯のおかず向けじゃないという印象だったのだが、今日のは火の通しがよかったのか、シーズンでもっとも濃い、産卵少し前の牡蠣だったからかやけに濃厚。
そんな夢の共演は、最高の結末に。