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2010年02月27日

●青森県青森市・空海 こだわりにぼしらあめんセット(830円)と、つけ麺セット(930円)

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青森市の中心街から弘前方面に車で向かう際の大動脈、国道7号線。この国道沿いには「長尾」や「ひらこ屋」など、煮干しラーメンの名店も姿を見せており、ちょっとした麺ロードになっている。

で、この餃子とラーメンの店・「空海」も、麺ロード沿いに立つお店。

これまでも、この道を車で走る度に自分の視界には入っていたものの、外観的に若干入るのに抵抗感を覚えていたという理由だけで未訪だったのが事実。しかし、こちらの方が推奨していたこともあって、訪問することに。

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ガラス戸を開くと、煮干しの香り。これだけでスイッチが入る。

店内にはカウンター席と座敷席。カウンター席に座る先客は、カメラでラーメンをパチリと撮影していた。で、座敷席に座ろうとしたところで、ご主人から「食券をお願いします。」という声掛け。ということで、まずはメニューを確認することに。

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煮干しラーメンのバリエーションだけならず、つけ麺もあったり、餃子・ラーメンの店だけあって、餃子もスタンバイ。この日は、店に来た時間帯が繁忙時間を少し過ぎていたので、券売機の前で迷うことができたが、きっと繁忙時間には迷う暇なんてないんだろうと思う。

ということで、83番の数字を押して座敷席に座る。あとは、煮干しラーメンと餃子が運ばれてくるのを待つばかり。

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煮干しの香りがたっぷり詰まったラーメンと、きつね色のグラデーションが目を引く餃子が運ばれてきた。テーブルの横にレンゲがあるのに、おもむろにスープを飲みたくなってしまう。そんな香りだ。

このお店のベーシックな煮干しラーメンより「濃い目」になっているというだけに、煮干し出汁がくっきりしっかりと活きた味。雑味が無く、勢いで煮干し出汁を濃くしたものではないからこそ、遺伝子が欲するかのように飲まずにいられなくなる。レンゲを使う前に、まず器を両手で持ってずずっと。そんな感じだ。

で、ようやく割り箸を割って麺をすする。

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やさしい食感の自家製麺、まるで粉レベルにまでスープの主張が行き渡るような麺とスープのバランスは、食べていて勢いが止まらなくなる。というより、食べている最中で普通の量ではなく、大にしておけばよかったと後悔。

ネギの酸味が煮干しに染まる口を洗い、フワフワに仕上がったチャーシューも、丁寧な仕事によって仕上げられている。いやぁ…旨い。

一つ一つ手で包まれた餃子も、ごはんが食べたくなる味の餃子ではなくラーメンの申し子のように相性が計算された味。ラーメンに箸が伸び、餃子に箸が伸び、あっという間に完食となった。

「煮干しラーメンを食べ巡る際、ここは欠かせない店なんだ。」と確認させてくれたこのお店、きっと今後も通ってしまうんだろうなぁと思ってしまう。

…で、翌日。早速つけ麺を目当てに再訪。もちろん、セットの食券を購入。

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煮干し中心の魚介スープに、とんこつを合わせたつけ汁に、自家製麺をほぐしながら食べ進む。また、固めに仕上げた味付け卵が秀逸。これは、こだわりにぼしにもトッピング必須。

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餃子もふわふわ。家庭料理のような優しさが詰まった餃子がやっぱり美味しい。