【谷ラーメン/有楽町】ラーメンと半チャーハンのセット

【ライタープロフィール】
takapu

2004年から日本全国のおいしいものを撮り綴ってきた「ひるどき日本ランチ日記」を再構築。
街の食堂からパン屋さんまで、日本全国の「これを食べたいから、ここに住みたい!」と強く惹かれたお店を、元国家公務員のフォトライターがご紹介します。
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有楽町のガード下には、とんかつ屋さんがあればデリがあり、立ち食い鮨のお店があれば、看板が怪しげなオーラを放つラーメン屋さんがある。
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入口にある食券機で、このお店の名物であるラーメンと半チャーハンセットの食券を購入。オヤジさんに食券を渡してカウンター席に座ると、大音量で聞こえるのがフライパンがガス台をこする音、おたまがぶつかる音。そんなどこか心地よい金属音が狭い店内に響く中で待つこと約8分。まずはラーメンが運ばれてきた。
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器に入った麺がはっきりと見える程に、透明度が高いスープは、トンコツベースでありながらも、飲み口がスッキリとした、いかにも東京ラーメンといった飲みやすさ。
一方、麺はつるつるシコシコといった少し固めの茹で加減。それでも、スープの旨さがしっかり絡むところが、トンコツの強い部分が持つ長所たるものか。また、チャーシューはガブッ、グシュグシュッと、強い食感が口の中で響くがっつり系。脂身のシャクっとした噛み心地とのコントラストも楽しい。
そして、ラーメンを食べ進めていると、今度は半チャーハンが運ばれてきた。
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素朴な見た目とその味には寸分のギャップもなく、まさに、ラーメン屋さんによる真っ当に旨いチャーハン。タマネギの甘さとシャキシャキした食感、そして、後味として黒胡椒がピリっと効いているのがツボ。半チャーハンの量ではあるものの、それ以上に何かを満たしてくれる不思議な味。
1967年に開店したこのラーメン屋さん。先代のころから40年もこの味を守り続けている間に、世の中では色々なラーメンが生まれたものの、ここで提供しているのは「いつものラーメン」。妙に気取ってない味だからこそ、その本質が愛され続けているのだと思う。