新宿三丁目・「鳥 田むら」支店 今週も、お疲れ様でした。

05/10/2012東京,新宿区,焼肉/焼鳥,よるどき

鳥 田むら支店-01
ビックロのオープン以来、
地下鉄からの流れに新たな導線が生まれた新宿三丁目。
一方、明治通りと御苑大通りとの間、
落語の殿堂・末広亭の界隈では、ビックロの袋こそ見かけるものの、
いつものように、落語と美味しさに触れた笑顔で包まれています。
そんな末広亭のほど近くに、
田むらという焼鳥やさんがあります。
最初は本店に足を運んだのですが生憎の満席。
お店を後にしようとすると、ご主人に
「じゃぁ、あっちが満席にならないうちに支店に案内しますよ!」
と、すごい勢いで誘導されて、
気が付けば支店二階の座敷席に座っていました。
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お通しの鳥皮ポン酢合えと、
ちょっと大きめの生ビールからいただきます。


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絶対に焼き鳥は盛り合わせで注文するのは、
前半と後半で3種類ずつ分かれて出てくるから。
色々頼んで一斉に並ぶ姿は壮観ですが、
美味しさを考えればこちらですよね。
プリッとジューシーなぼんじりが大好きです。
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煮込み、ネギの盛られ方が立体的な器には、
臭みなく柔らかく煮込まれたモツと、
煮汁がたっぷり染みた豆腐。
手仕事の極みです、モツの煮込みは。
時間と手間をかけて上質の料理に仕上げていくプロセスは、
妥協のない気持ちがあってのこと。
すっきりした旨さが最後の煮汁一滴まで楽しめるこの一品、旨いです。
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盛り合わせの後半3本、プルプルの生レバー、
骨についたお肉の繊維一本までジューシーな手羽先、
心地よい弾力と溢れる脂の皮焼き。
ブランド鶏うんぬんではなく、
重要なのは技法だと教えてくれます。
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そして鳥雑炊。
ごはんに存分に染みた鳥エキスが、
卵でふわりと閉じ込められたクリーム色の至宝。
美味しさあまって、
スープのようにごくごくと飲んでしまいます。
混雑もあっての2時間制、だからちょっと早めに切り上げることに。
お店の外に出ても美味しい街の賑わいは変わることなく、
トリに向かって、より大きく街の中に響き渡っていました。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu