【三九鮨/青森県青森市】小さな鮨屋のスゴい筋子巻きとトロサバ巻き

29/08/2017青森, 東北, 寿司/刺身, 揚げ物, よるどき

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青森県庁のほど近く、路地裏の細道にひっそりと佇む名店・三九鮨。

三方を海に囲まれた青森の県庁所在地ですから、当然市内には無数の鮨屋さんがあるのですが、帰省したときに「お鮨が食べたい!」となった瞬間に、最初に頭に浮かぶのはこのお店だったりします。

創業は昭和50年。もう40年以上に渡って暖簾を掲げるお店には、いくつかの定番料理が。

地魚の魅力を目で舌で伝える刺身盛り

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まずは刺身盛り。津軽半島と下北半島に包まれたむつ湾産の新鮮な地魚を中心としたラインナップ。

色鮮やかな赤貝を中心にズラリと囲む白身魚を、ポケット魚図鑑を片手にご主人が魚を説明してくれるのが名物。柔らかな甘みだったり弾力だったり、白身魚が持つ幅広い持ち味を知るには最高の一皿です。

これもお忘れなく!な、揚げ物2品

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お次はゴボウの唐揚げ。一本一本に絡んだ衣の軽やかな食感から染み出すのは、油を吸ったゴボウの甘さ。素揚げ率が高い野菜ですが、この組み合わせがヤミツキになるんです。

考えてみれば、青森は生産量全国一のゴボウ王国。でも、こんな唐揚げが県内全ての飲食店のメニューにあれば、きっとすぐにストックがなくなってしまうかもしれません。

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そして、よく足を運ぶ地元の友人曰く「隠れた名品」なのが手羽先。名古屋的なスパイス強い系ではないので、一つ食べれば十分ですというものでなく、”ここが手羽先屋さんだったら、何個食べるだろうか…”と思えるシロモノ。熱々を頬張ればおかわり必須。

考えてみると、揚げ物が旨い鮨屋というのも珍しいのですが、逆に言えばそれは料理スキルの高さの裏返しであり、緊張せずに暖簾をくぐれる理由の一つ。

色鮮やかな筋子と切れ味のいい脂が詰まった鯖! これぞ青森の細巻き二大巨塔!!

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そして三九鮨の…いや、青森細巻き界の二大巨頭の登場。まずは筋子巻。とにかく筋子が太くたっぷり!巻物をおかずにご飯が食べたくなるほど、塩味に染まった筋子のパワーがスゴいのですが、5年前に食べた時と比べても一回り違います!!

青森県青森市・三九鮨 地の魚、地の肴。 | ひるどき日本ランチ日記
年の瀬です。 青森への帰省が近づくにつれ、「どこに行くべきか…」と、頭の中をお店と料理がめぐります。 例えば、県庁近くの細い路地に佇む三九鮨。小さなお店ですが固定客が多いこともあ…

圧巻のパフォーマンスに舌が慣れれば、今日からあなたも青森人。そして日本酒が自然と恋しくなります。1つでおちょこ一杯はほぼ確実ものです。

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一方、もう一つの巨塔はトロサバ巻き。口の中でサラッととろける鯖の濃厚な脂の後味をすっきりさせるのは、さり気なく鯖に巻かれたガリの爽快感。効き目は抜群、空腹なら三人前はいけちゃいます。

普通の観光客向けの鮨屋じゃ考えられない迫力ある巻物と、ご主人のおもてなしがお手頃価格で楽しめる町の名店。それが三九鮨です。

この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/Local-Fooddesign代表。「10年後でも古びないモノ・コトづくり」をコンセプトとした商品・サービス開発、既成品リニューアルをはじめ、食と旅がテーマのコンテンツ制作・事業、編集、撮影、執筆、漫画原作、講演を手がけています。プロフィール・事業実績はこちらから