赤坂・バーガーキング キングスドッグ・ドリンクセットとフレンチフライ(590円+280円)
初めてカナダに旅をしたのは、今から15年ぐらい前のこと。
五感に触れるもの全てが、初めての経験だったのですが、
中でもトロントで食べたベンダーのホットドッグの味は、
あまりにも印象的でした。
香ばしくグリルされたカリっとした表面のビーフソーセージの食感、
大きなホットドッグを一口食べれば、
ナイアガラの滝のごとく溢れる旨味たっぷりエキス。
そして、フリートッピングの豊富なバリエーション。
ビーフソーセージという時点で、
日本ではそれが高いハードルになってしまうのですが、
だからこそ、日常生活の中にこれがある環境が羨ましく思います。
それからというものの、
都内で旨いホットドッグを密かに探しているものの、
ホットドッグに力を入れているお店自体が少ないゆえ、
見つからないものです。
そんな自分に、バーガーキングがえらくでかいソーセージを挟んだ、
ホットドッグを発売するという話は心を揺さぶり、発売初日にお店に向かいました。
包装紙を剥くと、およそ日本のホットドッグでは見かけないパワフルなソーセージ、
約20センチの長さに直径約4センチ。
手にずっしり響く重量感は、カナダで食べたあの感覚に似ています。
大きく口を広げて頬張ると、エキスが走り出し、
脳裏に浮かぶのはCNタワーで食べたあの光景。
グリルしてないとか、ビーフソーセージじゃないとか。
違いを言えばきりがないのですが、
そもそも、こういった大きなホットドッグが頬張れる時点で
幸せだったりします。
いつか日本でもビーフソーセージのホットドッグが、
食べられる日が来るのかも。
と、最後の一口を食べ終えた時に、
少しだけ光が差し込んだ感じがしました。