池袋・牛かついろは 牛かつ麦めしセット(1,200円)
最近都内でも目にすることが多くなったのが牛かつのお店。
ある日久しぶりに訪れた池袋の街なかでも、少なくとも2軒の専門店を見つけました。
ヤマダ電器の向かいにある「いろは」というお店。白い看板に店名が大胆に書かれたシンプルな看板が、多色使いの界隈で逆に目を惹きます。
店頭に記されていたおしながきには、牛かつと麦めしのセットの文字。
元々、肉小なんて文字は無視していたのですが、そこにとろろを組み合わせるか。昼の100円プラスは中々の悩みどころでしたが、シンプルに牛かつと向い合ってみたかったので、とろろ抜きで注文しました。
レア加減に揚げるのが牛カツのデフォルトということもあってか、待つことしばしで運ばれてきた一式。その先に見える焼き台は、好みの焼き加減に仕上げるためのオプションです。
きめ細かいパン粉の衣に包まれた牛肉。歯に当てるまでもなくサクサクと軽快な食感を約束してくれます。
箸で一切れ、おもむろに引き上げてみると鮮やかなピンク色とのご対面。まるで儀式のようなこの体験こそ、牛かつの醍醐味だと思います。
何もつけずに口に運べば、少しずつとろけるサッパリした甘さ。ワサビを乗せて醤油にちょんと浸して食べれば、ごはんとの相性が急激に高まって、特製ソースと共に味わえば、別の料理のような美味しさ。
一口一口が止まることなく最後の一切れまで駆け抜ける。牛なのに猪突猛進、そんな感覚でペロリと完食。もちろん、ご飯も止まりませんでした。