練馬・千曲食堂 カレーライスとポテトサラダ(600+250円)
練馬の駅から区役所に向かう裏通り、
酉の市の余韻が残る路地から、
一本右に入ったところに食堂の暖簾がはためいています。
ちょうど時間もお昼時だったので、
引き戸の先、カウンター席に座ることに。
見上げると、白い紙に書かれたおかずの数々。
そこに200円でご飯と味噌汁に漬物のセットを追加すれば、
定食の出来上がりというもの。
多種多彩なおかずに目移りしたのですが、
なぜかカレーライスが気になったので、
ポテトサラダと共に注文しました。
もちろん、ポテサラはガラスケースに入ったやつです。
おばぁちゃんが一人で切り盛りする台所、
垣間見える調理道具に年期を感じつつ待っていると、
料理が出てきたのはこの隙間。
空きスペースを上手く使った、
昭和のキッチンカウンターに、
感心してしまいました。
アーモンド型のご飯に、たっぷりのカレーソース。
いわゆる食堂の味、最大公約数的に頭に浮かぶあの味です。
これをポテサラと共に食べ進めると、
不思議なことにもう一品ぐらい小鉢だったり、
ウインナー焼きを注文したくなります。
三十分で切り上げるつもりが、
何時の間にか長居してしまうのはこんなお店。
壁に貼られたおかずや小鉢を肴に、
ビールや緑茶ハイのグラスを傾ける。
なんでもありの楽しみ方こそ、食堂の醍醐味です。