新橋・Bois Vert 牛モツのボローニャ風スパゲティ(900円)

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数ヶ月ぶりに来た青森料理のお店は、はなまるマーケットに登場したこともあってか、満員御礼状態となっていた。
ということで10分ぐらい待って、カウンターにできた空席に座り、7種類のランチメニューから注文したのは、「短角牛のモツが食べたい!」と思って指名の、牛モツのボローニャ風スパゲティ。
ここからは展開が速く、5分ほどの待ち時間にてスープとスパゲティが運ばれてきた。
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期待通りに、たっぷりのモツが入ったスパゲティは、色々な部位が入っているだけに、ジュクジュク、グシュグシュ、クニュクニュといった食感の違いを味わいが、松の実のアクセントで一層引き立てられて楽しむことができる。
これは、素材の良さとしっかりと柔らかく煮込まれているからこそ、生まれるコントラストである。
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また、ソースもトマトやニンジン、グリンピースといった野菜の味が、しっかりと効いており、スパゲティを食べつくした後は、このソースに「ごはん入れたいっす」と言いたくなるような、親しみやすくもありどこか本能を刺激する味でもある。
そして、スープにも驚きが。
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見た目、あっさりと野菜の甘みや鶏肉の旨みが効いたスープなんだろうなぁと思ったら、最初に感じたのは圧倒的なショウガの刺激。ここから、トマトや油揚げにレンコン…といった、数多くの味が、次から次へと変化していく。
具の種類がかなりあるものの、味に統一性が図られているのは、リード役であるショウガの強さと、隠し味で使われている味噌のコクがまとめているためである。
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食後のコーヒーを飲みながら、店長さんと話していると、「今度、お店で使うお米を変えるんですよ」という話に。このお店、名物メニューとしてカレーライスがあるのだが、それに使うお米として「幸の米(ゆきのまい)」というお米と、「恋ほのか」という2種類をブレンドして使うとのこと。
ここまで聞くと、どんなお米かを見てみたくなり、「恋ほのか」を出してもらうことに。
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少し細長いのが特徴的なこのお米は、タイ米などと同じ「香り米」に属するもので、鼻に近づけるだけで、ふわっと香りが伝わってくる。そして一粒、口の中に入れて噛んでみると…ものすごい爆発力と共に広がるのは、まるでコーンを食べているかのような甘み。正直、こんな味わいのお米を食べたのは初めてだった。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

企業とお店の外付け商品開発・広報部として、国・地方自治体時代の経験とマーケティングの組み合わせで、作る×伝えるでお客さんとの繋がりを丁寧にサポート。

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