日比谷シャンテのほど近く、
昔ながらのお店が多めに残る界隈ですが、
外国人の方が興味津々な顔で眺めていたのが、
いわさきの外観でした。
おじさん世代にはありきたりの定食屋さんの顔ですが、
逆に今の時代には、ありきたりじゃなくなっているからかもしれません。
店内に入れば、小さなカウンターとテーブル席。
貼り紙に書かれた定食の文字を追って、
目に留まったのはイカフライ定食。
厨房でおじちゃんが作る姿を眺めつつ、
しばし待っていると、おばちゃんがご飯や味噌汁、
お漬物を順々に運んできました。
揚げ玉の浮かんだ味噌汁を口にして、ごはんを一口。
一口サイズのイカフライをつまみながら、ごはんを一口。
たっぷり盛られた漬物をつまんで、ごはんを一口。
シンプルな定食なので、
迷うことなく、ごはんと主菜や汁物との往復になります。
二口目からはイカフライにソースを注いで、
少し濃いめにしたところで、キャベツをお伴に食べ進めます。
で、いつの間にか完食。
「召し上がられましたか?」
なんて言葉をおばちゃんがかけてくれるのが、
親戚の家でごはんを食べたような感じで素敵です。