有楽町・慶楽 ハムユイのチャーハン(1,200円)
まだ、色々な意味で本調子に戻りきってなく、頭があまり回らない状況ゆえ、具体的なお店のイメージはないものの、一昔前で言うパンチが効いた味の料理を食べて、身体を奮い立たせたいと思い、この本をパラパラと眺めた結果、向かった先は有楽町の慶楽。
一番入口に近い席に座り、注文したのは卓上のメニューには書かれていない、ハムユイのチャーハン。こういうマニアックなメニューが紹介されているのがありがたいもので。
10分ほど待って運ばれてきたその皿からは、炒め油による芳ばしい香りと共に、ハムユイ独特の発酵系のクサみ。でも、これが欲しかった。おもむろにレンゲで口に放り込み2、3回噛んでみると、ハムユイの塩味を経由して、対比する卵やネギに染みた味が広がり、さらに噛んでいるとハムユイの塩味が抜けて旨みに変化する。
また、ハムユイのかけらをレンゲですくってスープと共に口にすると、じわりじわりと固さがほぐれたハムユイから上質なダシがあふれ出し、スープへと旨みが広がる。
噛んで噛んでまた噛んで。小さく固い塊から旨みを発掘する心地よさが、食べる楽しみを思い出させてくれる。
ただ、実は写真を撮ろうとしたものの、カメラに入れたはずのXDカードが入ってない。ということで、ハムユイチャーハンの写真は、この本の25ページをご覧いただければと…
今日もご覧いただきありがとうございます。もう一押し、お願いします。人気blogランキングへ