東銀座・ナイルレストラン ムルギーランチ(1400円)

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 その方と初めてお会いしたのは、team下戸のイベントで赤坂の居酒屋に集合したときのこと。居酒屋なのにみんながみんな、次から次へとウーロン茶だけを注文していった。まるで高校生がファミレスに集まったいるかのような空間、その方は大いに喜んでくれて、一緒になって大笑いした。
 それから、このブログにもコメントをいただいたり、逆にその方のブログにコメントを入れさせていただいたり。その間、実際にお会いすることはなかったものの、本人とキャッチボールしているかのように、あるいは電話で話しているかのように、やりとりをさせていただいた。
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 自分はその方を、「カレーアナリスト」と思っていた。自身のブログにて、豊富な知識や旺盛な探究心を基に、画期的な方法でお店の評価をされたり、時に厳しくお店に対する叱咤激励のような文章を書かれていたり。
 でも、それはカレーに愛を持っていたからこそ。怒るのではなく叱る。そんな文章だった。
 初めてお会いしてから約9ヶ月後、赤坂にカレーおでんのお店があることを知って、その方をお誘いした。ただ、その時はお互いの都合が微妙にずれてしまい、伺うことができなかった。
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 今、一期一会という言葉の意味が、重たくのしかかっている。
 もっと、カレーのことをお伺いしたかったし、その探究心を学ばせてもらいたかった。そして、一つのものに対して、ここまで愛おしく狂おしいほどに自分をぶつける理由を感じたかった。
 もう、それが叶うことはない。でも、自分がブログを書いている間は、もっとその方のように、自分をぶつけてみたいと思う。それが自分なりの感謝の意。
 NOBLE様。あなたが大好きだったものは、みんなが愛しているもので、みんなが楽しんでいるものです。安心してお休みください。自分も、あなたの出発点であるこのお店のこの味から、もっとカレーに向き合ってみたいと思います。
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【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

企業とお店の外付け商品開発・広報部として、国・地方自治体時代の経験とマーケティングの組み合わせで、作る×伝えるでお客さんとの繋がりを丁寧にサポート。

企業やお店の商品企画開発と撮影・PRツール制作を中心に、皆さんの想いを揺るぎない価値に変換します。

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