銀座・カフェ・ド・ランブル カフェ・クレーム(シングル・650円)
オレンジ色の看板に書かれた「珈琲だけの店」の文字。
銀座のシンボルたるお店に入れば、
テーブルの真ん中には大きな灰皿、
天井から吊り下げられた、隣の席との間仕切り板。
メニューを見れば、確かに珈琲だけ。
その中から、カフェ・クレームのシングルを注文。
白いカップから立ち上る豊かな香り、
吸い込まんとする琥珀の世界。
舌に広がる酸味と心地よい余韻の中に、
確かに豆が生きています。
カフェ・クレームなのに、
結局クリームを使わなかったのですが、
この世界に包まれているうちに、
タイミングを逸してしまったのでした。