銀座・三匠 広島カキ入りお好み焼き(1,400円)
1年半以上のご無沙汰で、TAUの2階にあるお好み焼き屋さんへ。
3組ほどの先客の下に名前を書いて
入口の前に積まれたカープグッズの山を眺めつつ、
待つことしばしで順番が回ってきました。
前はカウンター席だったのですが、
今回は鉄板前の特等席。
手際よく焼かれる姿を見ながら、
まずはレモンサイダーの酸っぱい刺激で喉を潤します。
生地が薄い円形に伸ばされ、
うず高く盛られるキャベツともやしの山。
同じ鉄板コナモンのもんじゃ焼きが湖的な広さとすれば、
やっぱりお好み焼きにはこの立体感が欠かせません。
順々に焼かれて行く中、
隣で炒められた焼きそばと重なって、
そこに牡蠣が添えられれば出来上がり。
目の前で生まれるソースの香ばしさが
スタートの合図です。
牡蠣の数に合わせて4等分して熱々を頬張れば、
甘めのソースが絡む生地にキャベツにやきそばに。
問答無用のハフハフ感がたまりません。
一切れ目は口の中の火傷と戦い、
二切れ目は牡蠣エキスとの組み合わせを楽しみ、
三切れ目はちょっと噛む回数を増やして、
色々な味を引き出して、
四切れ目は惜しみつつ堪能する。
お好み焼きとの別れがいつも切ないのは、
きっと香りの魅力を脳が強烈に覚えているから。
ここ何年も広島に足を運んでませんが、
そろそろ…と思ってしまいます。