青森県青森市 たちよりSee-Bar 海側、路地裏、一軒のバー。

15/09/2010青森,東北,よるどき

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自分にとって青森の生活を経て変わったのが、
多少、飲めるようになったこと。
お酒が美味しいということもありながら、
お酒を通じて色々なことが見える土地だから。
ということもある。


で、そうなるとおつまみが美味しくて、
飲みやすく美味しいお酒がたくさん置いてあるお店を、
知りたくなってしまう。
そんなところで、
相方に連れて行ってもらったのが、このお店。
初めて一人で行くには、
目立つ看板がかかっている訳じゃないので、
ちょっとたどり着けないかもしれない場所にあるお店。
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(青森ではありながら…)みかん酒と共に、
お店を切り盛りするマスターお手製、
漬物の盛り合わせをつまむ。
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インカのめざめを、チーズと一緒に焼いたもの。
濃いじゃがいもと、ふわっと軽いながらも、
塩の効いたチーズの組み合わせは、やっぱり鉄板。
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野菜の出汁で作った豚汁。
驚くほどに、野菜のやさしさが全部染み出しているので、
豚汁だという意識はなく、根菜類のいいとこを身体が吸収する感じ。
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そして、豆腐のグラタン。
注文してオーブンで焼けるまでの時間は、
ちびちびとお酒を口にして、
焼きたてを食べるときには、
はふはふと。
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オーブンものだったら、
焼きカレーもいい。
上あごが火傷しても仕方ない。
熱々だからこそのスパイシーな刺激。
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食後のデザートはプリン。
卵は長谷川牧場のものを使っている。
家庭で親が子供に作るプリンのように、
やさしい甘さ。
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あるいは、バナナにマスカルポーネを大胆にかぶせたもの。
シンプルだから癖になる。
すべての料理に通じるのが「いたわり」。
食材を大事にして、空気を大事にして、
包み込むように、大切な人に手渡す感覚。
お店一杯にそれが広がっているから、
ここには長居してしまう。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu