【一休庵/銀座】生がき天ぷら丼(1,000円)
伊東屋の裏道を歩いていると、勢い良くマジックで書かれた魅力的なメニューを発見。ということで速やかに入店し、生がきの天ぷら丼を注文。
濃厚なつゆにくぐらせた、サク天ではないフニャ天系の天丼は、牡蠣天4つに、カボチャ、ピーマン、そして、ナス。
メインの牡蠣天は、ゴマ油の芳醇な香りと甘辛いタレが組み合わさり、箸を介して口に入るご飯の量が否応無く多くなる。そして、咀嚼を繰り返すごとに、後味として牡蠣の磯香が口に広がっていく。ちなみに、牡蠣は岩手の生食用牡蠣を、業者さんに殻を剥いてもらったものを仕入れているとのこと。
また、カボチャやピーマンといった野菜天も、甘辛い衣を通じてご飯向けの味わいに。なので、食べ進めるうちに、多少口が重たくなるのだが、この甘辛い衣にたっぷりの大根おろしを乗せると、食べやすさが生まれ、勢いで一気に丼の中身が空っぽに。
上品に塩で食べる天麩羅とは真逆のご飯の友。なので、単純に味の濃さに対しては賛否両論かもしれないが、「ありがとうございました」と、2回声をかけてくれるお店のおばぁちゃんのホスピタリティに対しては、賛辞しか似合わない。