上石神井・津多屋 のり二段幕の内弁当(1,000円)
職場が近いということもあり、
最近は月2〜3回のペースで、
楽屋弁当の雄・金兵衛のお弁当を買っているところですが、
自分が住む練馬界隈にも楽屋弁当の雄が。
そのお店は津多屋さん。
ここの名物は「8時だよ!全員集合」の
楽屋弁当にも使われていた、のり二段幕の内弁当。
事前に電話予約をしてから引き取りに行くと、
店頭販売のお総菜は既に売り切れ。
でも、ビニール袋に入ったお弁当を受け取るだけで幸せです。
何といっても、
海苔が二段重ねになったご飯の輝きが、
視線を奪います。
タレにさっと潜らせた海苔の香り、
おかかの風味が絡んだご飯の美味しさ。
ご飯だけで大満足という話を聞きますが、
自分もまったく同じです。
そして、盛りだくさんのおかず。
幕の内弁当の醍醐味はおかずの彩り。
豚肉のごぼう巻きを食べてみると、
もう…素晴らしいです。
どのおかずを食べても、他のおかずと被る味という感じがなく、
旨い海苔ごはんと一緒に食べれば幸せに、
例えばビールを片手におかずだけを食べても幸せに。
つまりは、幸せしかないのです。
世の中には色々とお弁当があるものですが、
幕の内弁当はおかずの中に、
色々な美味しさを満遍なく鏤めなければならず、
バランスをとるのが難しいお弁当だったりします。
でも、このお弁当は珠玉のバランス。
そして「冷めて美味しい」というお弁当の王道を歩む味。
冷めて美味しいの条件は、ダシにまつわる丁寧な仕事。
その先にしか道はありません。
もう、虜です。
きっと、毎日食べても食べ飽きないことでしょう。