阿佐ヶ谷・「イズミル」にて、トルコ料理を食べること食べること。

07-02-04-1.JPG
「やはり、ここには行かないとまずいと思う」という話を色々な方から耳にして、足を運んだトルコ料理屋さん。シェフの弟さんだという若い店員さんからお話を伺いながら、色々と注文することに。

最初の写真は「アイラン」というトルコのヨーグルト。甘く飲みやすいヨーグルトではなく、しっかりと塩味によって酸味が引き出されたもの。料理を食べる前に甘さで口が一杯になると、「いかん、作戦ミス…」となってしまうのだが、このヨーグルトは、酸味とわずかの塩気を口内に少し残すことで、料理との相性も考えられた一杯。

・エキメキ(トルコのパン)
07-02-04-2.JPG

・カルシュク・メゼ(前菜6種盛り)
07-02-04-3.JPG

この二つはセットのような感覚。エキメキという、香りとしては焼き魚っぽさを漂わせる、独特な香りの皮と、フカフカの中身のコントラストが印象的なパンを土台に、ヒヨコ豆や米ナスのペーストや、ピリっと辛い野菜のペースト、ヨーグルトが効いたほうれん草の和え物、オリーブ、ニンジンのペーストを乗せて食べる。いや、食べる。とにかく食べる。6種類を食べるに、エキメキが一人1枚では足りないので、2枚は必須か。そして、肉料理2品の登場。

・ドネル・ケバブ(牛肉を削ぎ切りにしたもの)

07-02-04-4.JPG

・シシ・ケバブ(羊肉を串で焼いたもの)
07-02-04-5.JPG
ドネルのじゅわっと噛む前から口の中に染み渡る脂、そして噛むことで広がる旨みと脂という組み合わせ、シシ・ケバブのあっさりと肉のエキスを前面に感じさせる味わい。対照的な味の構成を感じるものの、力強さは十二分のもの。

特に、ピリっと辛さのあるタマネギと一緒に食べると、特にドネルの味はかなりメリハリの効いたものになるのだが、これは、脂量の関係によるもの。また、どちらにも着いてくるバターライスが、妙に旨いのも皿の戦略的に上手い位置づけといったところか。

大皿系なので、基本的には数人によるシェアが必須なのだが、実は一人でこなせない量というわけではないというのが、大食い系の人にも魅力かもしれない。