JRに乗っていると、代々木駅付近で必ず視界に飛び込んでくるのがこのお店。なかなか足を運ぶ機会がなかったのですが、新宿三丁目から北参道に向かう道すがら、空腹と共に立ち寄ってみました。
レジカウンターでメニューを目で追うと、やっぱり気になるのは看板メニューの佐世保バーガー。後はサイズをSにするかLにするかでしたが、ジンジャーエールと共にSサイズで注文です。
注文を受けたら、ガラス越しの鉄板はジュージューとパティが焼く音で賑わいを増し、その音を豪快に覆うように山手線や成田エクスプレスが駆け抜けていきます。鉄欲旺盛な方にはうってつけの環境の中、ドリンクと共に運ばれてきました。
直径12センチぐらいのサイズに、たっぷり中身が詰まったルックス。
元々、佐世保バーガーはご当地グルメ的な「◯◯と△△が入っていること」といった厳密な定義がなく、作り置きしない手作りバーガーの総称を指しています。
なので、これじゃないとダメという物差しはないのですが、パティやトマトにレタスの他に、しっかりとベーコンエッグが重なっているのを見て、「これこれ!」感を覚えるのは不思議なものです。
焼きたてジューシーなパティを中心に、瑞々しさだったりマイルドな黄身だったり、ベーコンのエキスだったり。窓の外を行き交う列車のように、色々な方向に飛び交いそうでしっかりと味が一本化しているのは、これらをまとめるマヨネーズソースの力。しっかりと仕事しています。
二種類のポテトをはさみつつ頬張っているうちに、トレイの上も終点を迎えました。店頭のテラス席に座るお客さんが、ちょっと童心に帰ったような感じになっていたのは、このシチュエーションのせいでしょう。