JALPAK presents 行っチャイナ!食べチャイナ!~中国ウマウマ食い倒れツアー~ その10・フカヒレ丼を食べるべく「四合軒」にて
旨いランチと地元食フリークの皆様、ひるどきでございます!!!!!!
ところで…現在のひるどきは何位になっているでしょうか?
1ヶ月以上ごぶさたしていた中国紀行編は、ようやく後半戦の北京編です。
この1ヶ月に色々あったことで遅筆になってしまい、他の参加メンバーは既に帰国しております。ただ、せっかくこういった機会に恵まれたのに、写真にちょこっとコメントを書くみたいな記事を載せて、お茶を濁すみたいなのはちと…というワガママな理由で、北京編も6回ぐらいに分けて掲載させていただきます。
とはいえ、比較的シーズンに左右されないスポットや、食べ物を巡る内容となっておりますので、特に旧正月狙い撃ちで中国行きを検討されている方に向けて、紹介していければと思います。
こちらのリンク先にある他のメンバーの記事もご覧いただきつつ、中国の今をご覧いただければ幸いです。
北京に到着すると、待っていたのは青空、そして寒空だった。それもそのはず、南方に位置し鹿児島とほぼ同じ緯度の上海と、日本で言う青森や秋田あたりとほぼ同じ緯度の北京では、やはり空気の冷たさが違う。
空港で合流した北京の添乗員さんお二方に案内され、移動用のバスへ向かうと、それは上海で乗った大きなバスに代わり、一体感が増す手ごろな大きさのバスだった。
高速道路を走り、市内の中心部に向かう中で、車窓から見ることができたのは、上海と同じように建設中、あるいは最近建てられたばかりとおぼしき高層ビル。
新宿のように高層ビル複合体の街があるというよりは、かなりの高さのビルが、次から次へと目の前に現れ、その谷間に昔ながらの住宅街を垣間見ることができる。そんな車窓である。
車のスピードが緩み、高速道路から降りて一般道を走っていると、一軒のホテルで車は止まった。この中に入っているのが、昼食のお店「四合軒」である。
入口から入ってすぐの両側には、厨房が二つ。炒め物をするエリアと、飲茶をするエリアとに分かれていおり、自分達も食べるかもしれない料理が作られている姿を見ながら、店の奥にある大きな個室へと通された。
各人が席に座って、次から次へと運ばれてきたのは、フカヒレ丼をメインに据えたコース的な料理の数々だった。
・前菜6品から、蒸し鶏、高野豆腐、豚のにこごり、ゴーヤ
タレの辛味や、箸を通じて伝わってくるプルプルした弾力が印象的な蒸し鶏、ゴムを持ったような不思議な感覚と、ゴマ油の味を率いて口の中にすするように入り込む高野豆腐、八角と酢の個性同士がぶつかり合った煮こごり、そして塩が効いてシャキっとした噛み心地から、ほどよく水分が抜けたことで漬物的な位置づけにあったゴーヤ。前菜の量としてもバリエーションとしても、なかなかのもの。
・北京風水餃子
実は、最初に運ばれてきた水餃子を、パシャパシャと撮影していたら冷めてしまい、味として「こんなはずじゃない」と一致したので、再オーダーしたもの。
ただ、この再オーダーが大正解。野菜と肉のコントラストを感じつつ、濃い人参の味や肉の味が、アツアツでブルブルな皮越しに入ってくる。そして、アツアツだからこそ嬉しい味。
・シューマイ
グシュグシュと噛むほどに肉エキスが広がり、まろやかな味わいへと変化する。味に角が立っておらず、単純に肉汁そのものとシイタケのコンビネーションを感じることができる。
・野菜の炒め物
極めて家庭的な味。塩分控えめで炒め加減も上々の上。実は、このコースの中で一番自分が気に入ったのは、この炒め物。シンプルで定番だからこそ、難しさがあるのだが、ツボにはまった時の印象度が高いのは、やはりこの類のメニュー。
・フカヒレ丼
ところが、逆にこのフカヒレ丼。残念なことに戻し水に多少難があったせいか、味としては正直悩ましい結果に。タレの濃さ自体は自分が好きな塩梅だっただけに、これが移ってしまった味になってしまったことが残念。
・白玉団子の中華風デザート
白玉団子の中には、たっぷりの黒ゴマペーストが。白と黒の組み合わせとしては定番ながら、ほっとする味。
・フルーツの盛り合わせ
そして、北京でもメロンとスイカの黄金コンビ。やはり、口をさっぱりさせるという意味では、この組み合わせが最強なのかと、妙に納得してしまった。
メインの味がちょっと残念な結果だったものの、他の料理については妙にストライクゾーンに入るものもあり、感覚としては「おぉ、やっと日本食だよ」的なものに近かった。そして、中華料理を食べてそう感じたということは、日本でいかに中華料理が当たり前のものになったかということを、思い起こさせてくれる。
ただ、自分は個室に案内される前に、厨房で見かけた肉野菜のあんかけが、土鍋ご飯にどさっと乗かった一品が妙に気になったという事実もあるが…
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ところで、この中国ツアーがGYAOで配信中だという事実、ご存知でしたか?必見です。