渋谷・LUKAS 「ベイク」の次は「フライ」です!しかも、ラビオリもあるんです!!
生まれて初めて映画の試写会に当選したのですが、その会場は渋谷のユーロスペース。ということで立ち寄ってみたのが、オープンしたばかりの渋谷modi。
少し前までマルイシティだった公園通りのランドマーク、その入口ではダスキンが手掛けるオーストラリアのパイ専門店「パイフェイス」がお出迎え。各フロアにはファッションだけではなく、テーブルウェアや雑貨のテナントも並び、ファッションだけではなく、ライフスタイルを提案するビルに模様替えしていました。
その目玉の一つが5階から7階までにオープンした“HMV&BOOKS TOKYO”。HMVの新業態ということで、実はこれが目的だったのですが、その一角に見つけたのがこのお店。
正方形の箱を横に並べたようなスマートな外観に足を止め、レジ横に輝くケースを見れば、そこにはフライドポテトをはじめとした揚げ物の数々が。
これが単純にフライドポテトがバリエーション展開されているだけだったら、その場を離れていたのですが、目が合った瞬間に興奮したのがラビオリ。
実は私ラビオリが大好きなんです。ただ、意外にお店のフードメニューでその姿を見る機会はなく、たっぷりと盛られた姿に一目惚れしちゃいました。
改めてカウンターの上を見上げてみれば、拘りがヒシヒシと感じるフライドポテトの文字と大量のディップソース、そしてサイドのフライメニューというラインナップ。主菜がフライドポテトで副菜がフライメニュー、すごいことです。
ということで、5種類のフライドポテトの中からストレートのMサイズ、そしてスピナッチラビオリでフライメニューを固めて、もう一つの看板メニューのオリジナルソーダから、スペシャルジンジャーエールとピニャカラーダを注文しました。あ、もちろん二人でいただきます。
7分ほどの待ち時間をHMVで過ごしてからカウンターに戻ると、手渡されたのは白衣のキャラがプリントされたビニール袋。日々、美味しさ向上のためにラボってるようです。
エスカレーター横のカウンターテーブル席でいただきます。厚紙の箱に入った姿は、ビル外へのテイクアウトにもやさしいデザイン。デスクに置いても違和感がないはずです。
ラードと米油のブレンドでこんがり揚がったポテト。軽快な音から広がるポテトの香りが食欲をくすぐり、瀬戸内海の藻塩がほんのりとコーティングした美味しさに触れれば、フォークが止まりません。お酒がいやおうなく進む強めの塩味ではなく、素材の味が前に出たタイプなので口が重くなることもありません。
そして、自分的主役のスピナッチラビオリ。きつね色に染まった生地を頬張れば、カリッと響く音の先にほうれん草のペーストが歯をやわらかく受け止めます。単純に美味しいということもあるのですが、それ以上に、久しぶりにラビオリを食べた喜びが嬉しくてたまりません。
二種類のドリンクも、フードの美味しさを洗い流しつつも生姜やココナッツの余韻を残し、次の一口へのリズムを爽やかに刻んでくれます。
軽食として食べるもよし、Lサイズを注文してしっかり食べるもよし。「ベイク」じゃなく「フライ」。このお店の登場と共に、来年はそんな年になってほしいものです。