丸の内・麻衣 牛すじカツカレー(900円)
ガード下といえば新橋や神田、
あるいは有楽町といったイメージが強いものですが、
東京駅界隈にもガード下の飲食店があり、
こんな光景が残っています。
その一角にある「麻衣」というお店。
野菜や酒の文字が躍る店頭に、
名物・カツカレーの文字と記された看板が置かれています。
ベースとなる牛すじカレーもありますが、
もちろん注文したのはカツカレー。
とんかつ屋さんということで、
店内にはこんな感じのメニューが貼られており、
オレンジ色で書かれた○○の筆跡が、
小学校の書道の時間を彷彿させます。
注文してから約10分、
揚げたてのカツの香りとともに、
カレーが目の前に。
細かくカットされた厚さ6〜7ミリぐらいのカツは、
サクサクの衣とジューシーな肉汁。
脂の甘さもいい感じで、重たさがないキレイなトンカツです。
ところで、カツカレーやカツ丼の食べ方について、
どうしてもカツだけ食べるパートと、
味付けご飯を食べるパートに分かれてしまうもの。
でも、ここのカレーは一口サイズにカツが切られているので、
ご飯とソース、そしてカツの3点セットを口に入れて、
ちゃんとカツカレーとして食べることができます。
一定のピッチで食べ進めることができ、
最初の一口から最後の一口まで、
安定した美味しさで満足させる。
「理にかなった美味しさとは、つまりこういうことなんだ。」
と、妙に感心したのでした。