このお店のランチタイムメニューは、ハヤシライス、黒いカレー、そして魚介のピラフの3本柱によって構成されている。このうち、ハヤシライスと黒いカレーは、過日に実食していたので、この日は残った魚介のピラフを注文することに。
カウンター越しに、シェフがサラダを作り、
それを食べながら、ピラフを作るシェフの姿を見ると、身体は火と正対しながら、後ろにあるワイン箱から調味料を取り出すというムダのない動き。
そして、バターライスの上に、チーズソースが絡んだ魚介が、ふんだんに盛り付けられたピラフが運ばれてきた。
白身魚のフリッター、エビ、ホタテによって、バターライスが隠れている状態に。
まず、パプリカとマッシュルームが入ったバターライスを、濃厚なチーズソースに絡めることで、ソースの味を楽しむ。
次に、エビとレア気味に仕上げられたホタテに更にソースを絡めることで、たっぷりのチーズの層と、魚介そのもの味による、2層の味わいを楽しむことができる。
そして、この濃厚な味に対して、フリッターのカリっとした食感の軽さが、アクセントとして効いているという3つの流れによって、味が作られている。
また、定番のトマトのペースト、らっきょう、お漬物も、ソースの濃度にプラスアルファを加算してくれるので、濃いものを食べているときにありがちな単調感は皆無となる。
3種類のランチメニューとも、しっかりと作られていることと同時に、ランチタイムでこの高さの満喫度を与えてくれるお店、なかなか見当たらないものである。
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