仙台・AURAcafe 大きな窓越しの広瀬川とカレーランチ。
ある日、思い立って仙台へ。
遠くて近いその地は、近くて遠い都会。街の至るところに余裕のようなものを感じ、青森に慣れつつある自分は、なんとなく緊張感を持ちながら、駅前の渋滞と対峙する。
たどり着いた一軒のカフェは、かつてバリの家具屋さんだったスペースを、そのまま受け継いだ空間。
大きな窓から降り注ぐ光に祝福された、やさしい色合いのソファとクッションに身を委ね、いろいろな温かさに包まれながら、窓越しの広瀬川を眺める。
注文していたカレーランチが届いたとき、自分はカメラのファインダー越しに広瀬川を見ていた。決して大きな川ではなく、街中を縫うような小川。でも、水辺の空間が持つ癒しの力は、川幅じゃなく川と街との関係で生まれるものだと思う。
豆の食感がしっかりと残り、ずっしりと深いコクと辛さが凝縮された、丁寧に作りこまれたカレーを食べていると、額のあたりが少し汗ばんできた。
上昇した体感温度を元に戻すには、薫り高いアイスコーヒーと、ベリーソースの甘酸っぱさが引き締めるチーズケーキが最高の組み合わせだった。
次に、ここに来るときはソファに身を委ねながら読む本をバッグに入れて来よう。たとえば、旅先で旅の本を読むのも悪くないかもしれない。
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