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厚木・「神奈川フードバトルinあつぎ」 神奈川のB級グルメと聞いて、シロコロしか頭に浮かばないことについて。 ~その2~

投稿日:17/05/2008 更新日:

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 イベント開始から約1時間を過ぎると、会場には徐々にお客さんが集まりだし、ステージ上ではストリートミュージシャンのイベントが始まった。
 アコースティックギターをかき鳴らす音、お客さんがご当地グルメを口に運ぶときの音、それを食べて感じたことを語る声。色々な音が混ざりだし、ようやく会場は賑わいに包まれ始めた。
 そんな時間帯の店舗はというと、行列ができ始めた店舗と、若干出足が鈍い店舗との二つに分かれていた。


・(厚木)鮎の塩焼き
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・(厚木)モツ煮
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・(厚木)とん漬
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 そして、B-1・2007によって、ご当地グルメのトップランナーとなったアイテムのお店には、開始時間前から行列が生まれ始めていた。
・厚木シロコロ・ホルモン
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・富士宮やきそば
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・静岡おでん
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 やはり、一番人気は富士宮やきそば。媒体露出が積極的に行われていることもあってか、開始前から特に長い行列ができていた。
 それに応えてというべきか、はたまた自分たちの味を真っ当に提供するという軸があってか、実は初日の販売が終わったら、富士宮までキャベツを取りに戻ったというぐらいに、こだわりを込めた味を提供していた。
 では、他のお店はどうだったかというと、正直なところ、「見えないお客さんの数に対応しなければならない」ということで、例えばホルモンだったら、下ごしらえ済みの冷凍モノを使うという具合に、安定供給と味のこだわりという、相反する課題をクリアするのに、頭を悩ましていたお店もあったのだが、一軒だけ徹底的に味にこだわったお店があった。
・(厚木)シロコロモツ煮
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 実は、イベント開始時にはまだ煮込み中だったこのお店、開店したのは正午近く。なので、イベント対応の面で言うと、若干悩ましい部分もあった。
 ただ、味だけで言うと、これは群を抜いて旨かった。居酒屋さんのモツ煮のように、お酒向けの強め味ではなく、一口煮汁を飲むと臭みがまったくないモツの旨みと、野菜の甘みがやさしく広がって、老若男女の誰もが愛するであろう味になっていた。
 そんな具合に、二日間に渡って開催されたこのイベント、静岡2品と厚木シロコロ・ホルモンを除いた中で、お客さんの投票によって優勝(金賞)したのは「豆腐でんがく」、銀賞が「平塚弦斎カレーパン」、銅賞が「シロコロモツ煮」。
 二日間で8万人を集めたということで、ここから始まるものがたくさんありそうな印象もあったし、神奈川にご当地グルメがこれだけあるとは思わなかった。どうしても、神奈川という便利な街となってしまうと、ご当地食文化が色々な要素で薄まってしまい、残っているものが少ないという結果になってしまうので。
 ただ、逆に残念だったこともいくつかあった。
 実は、相模原市津久井町(旧津久井町)の場合は、写真に納めてないのだが酒まんじゅうを出品していた。ただ、その販売スペース以上に、「せき麺」という地粉を使ったうどんの乾麺をはじめとして、なぜかパン等も売られており、ご当地グルメの店舗というより、ミニ物産展と化していた。
 確かに、津久井のように交通アクセスが不便なエリアから出店してきたことには、大きな価値があるのだが、「これはやり過ぎだろう…」と、いささか趣旨と違うのではと感じた。個人的には、せき麺を前に打ち出したほうが、「神奈川にもうどん文化がある」ということで、面白いのではと思う。
 ちなみに、カレーパンにしても、同時販売で湘南あんドーナツや揚げパンを売っていた。元々が村井弦斎という美食家のレシピ掘り起こしで、この出展者を中心とした会が展開している料理だけに、誘致する際の難しさはあるのだとは思うが…
 また、鮎の塩焼きがありだったら、ご当地グルメとは何なのだろうかと思ってしまう。「厚木鮎」みたいに地域ブランド化していればいいのだが、B-1グランプリにこの手のが出展していたら、やはり違和感を感じてしまう。
 そして、一番感じたのが、あまりにも宣伝が少なすぎという印象である。駅前には小さなフライヤーをポスター代わりに貼られていただけだったり、幟の数も少なく会場への導線が上手く張り巡らされてなかった。
 来年、おそらくはもっと規模を拡大して展開されるのではと思うが、そのときにはいわゆるエライ人が壇上に上がっている画ではなく、本当にがんばっていた委員会メンバーの方々が、壇上に並んでいる画を見たいものである。
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takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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