【クロマグロの稚魚だけじゃない!】青森・浅虫水族館で見ておきたい、地魚感が強すぎる水槽とイルカショー

青森,東北,ひるたび・さんぽ

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大分から青森まで3000匹の稚魚を陸送。

今、「完全養殖クロマグロの稚魚」の飼育・展示に挑戦中の浅虫水族館。環境変化に敏感ゆえ飼育が難しく、8月10日時点で生きているのは、わずか100匹。1匹でも大きく育ってくれればと願うばかりです。

ところで、そんなチャレンジスピリットに満ちた浅虫水族館ですが、その魅力はクロマグロの稚魚だけではありません。今年の4月に初めて行ったのですが、帰り際にはもう年パスが欲しくなる。そんな見どころに満ち溢れていました!!

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まずは入場券を購入。自販機から出てきたのはピンク色したイルカの笑顔! ここのイメージキャラクター・ここるちゃんの券がシンプルにかわいい!!

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そして、いらっしゃいませの看板と共に出迎える、歓迎感に満ちつつもいい塩梅に力が抜けた魚の顔。謎の期待が高まります。

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ところで、全国の水族館で地魚の展示が定番化して久しいところですが、浅虫水族館にも『むつ湾の海』トンネル水槽が。

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ヒラメやサメなど、むつ湾に棲まう魚が優雅に泳いでいますが…

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トンネルの中盤に大量のホタテ発見!!しかも耳吊り養殖スタイル!!

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その反対側には養殖カゴに入ったアカガイやフジツボの姿も!

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更にはたっぷりの養殖ホヤまで!もうこれは…食べたくなる水槽です!

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どうやら、浅虫水族館は青森の地魚に興味関心を持ってもらべく、やや斜め上の方向でやっているようです。ホタテの水槽の向かいにフライや貝焼き味噌の食品サンプル展示がある時点で、なかなかの確信犯。とはいえ「おいしそう!」と言うことが大歓迎というのも、ちょっと罪悪感を覚えるものですが…

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泳ぐイカの姿を見ればおいしそう。

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春の定番・トゲクリガニもおいしそう。

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プルプルの唇も・・・おいしそう。

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ニシンに至っては水槽の時点でおいしそう。そんなたくさんの水槽をじっくり見て思いました、「おいしそう」は魚に対する褒め言葉だと。人間で言うところのかっこいい・かわいいに通じるのかもしれません。

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と、地魚満載のゾーンから離れて、お次は哺乳類系のコーナーへ。オットセイの餌やりにほっこりしながら、すーっと水中を泳ぐ姿に見とれてしまいます。

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そして、この水族館の目玉がイルカショー。緞帳しっかり、開演時間になったらスーッと開くのかと思ったら…

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なんと、場内が真っ暗になってアニメーション上映が!

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青森ではテレビCMでおなじみのストーリーなんですが、大画面で最初から最後まで見ると、ちょっと涙腺が…ここるちゃん、かわいいんです…

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と、その後はしっかりとイルカショー!しかも、青森ねぶたの囃子に合わせて、飛んだり跳ねたり輪をくぐったりするんです!!いや、これはスゴかったです…

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で、そんなイルカが暮らす水槽に行けば、こんなに間近に可愛らしい顔が。ただ、どうやらこの水槽にクロマグロがいるようなので、今は間近で会えないのかもしれません…

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それにしても、どんだけ地魚食わせたいんだ感は自販機にもしっかり。

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いらすとやの無垢な笑顔がつまむ回転寿司の展示まで。もう、水族館に寿司屋があったら直行したくなります…多分。

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その前に、館内を歩き回って空腹になった体に甘い物を補給します。地元の牛乳を使ったソフトクリームをいただくことに。

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で、それをメロンフラッペにしてみたら、「懐かしくておいしい!」の言葉しか浮かばないものです。

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最後はおみやげコーナーへ。もちろん、ここるちゃんのぬいぐるみを買ったのは言うまでもありません(モチモチしていて触り心地いいんですよ・・・)。

気がつけば滞在時間はなんと3時間弱。地魚感と魚への愛が豊富に詰まった浅虫水族館、見応えありなのはもちろんですし、魚への愛をたっぷり受け取ったマグロがしっかり育ってほしいものです!!

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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