ある日、ある時、東京へ。
で、その目的の一つがこのお店。
どういう訳だか、無性にハンバーグとナポリタン、パンが織りなすワンプレート、
そして食後の手作りプリンに会いたくなってしまったのだ。
東京にいたときには、人と訪れることが多かったため、
ソファ席でしかポンヌフ経験をしていなかったのだが、この日はカウンターへ。
店の裏側を垣間見るようで、ちょっと面白い。
そんなこんなしながら待っていると、
注文した3点セットが登場。
ずんぐりとしたルックスが、温もりを感じさせるポンヌフバーグ、
ケチャップだけのシンプルなナポリタン、そしてパン。
そんな3つに共通して宿るのが、香りの要素。
芳ばしく焼かれたハンバーグの香り、ケチャップの香り、そして軽く焼かれたパンの香り。
すべてが、前に食べた時の記憶を思い起こさせてくれる。
ふっくらしたハンバーグとケチャップソースを絡めて食べる。
ナポリタンを食べる、パンにハンバーグとナポリタンを挟む、
ほおばる、肉汁がパンに染みこむ。
それが手にしたたるのを防ぐためにまたほおばる。
まるで、大人向けのお子様ランチのように、やりたい放題が楽しめて、
しかも旨いというこの組み合わせ、やっぱりたまらない。
そして、食後のプリン。
スプーンで食べていくにつれて、台形から不格好になっていくものの、
ズドーンと一気に倒れず粘り腰を魅せてくれるのがすごい。
あぁ・・・やっぱり、家庭的な洋食を食べていると、幸せだ。